きみと1番目の恋

だけど、確かな事は
...私はもう...恋愛なんかで
自分を嫌いになりたくない。

誇れない自分に。
後ろめたい自分に。
戻るのは...もう、うんざりだ。

武彦との恋にピリオドを
打った時、決めたんだ。
私は幸せになりたいと。

幼い頃、家族と過ごした
幸せだった頃の私を取り戻したいと。

嘘なんて知らなかった
あの頃の私になりたいと。

当然の結果だけど
郁人くんは...私の事を
追いかけてはくれなかった。
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