きみと1番目の恋

郁人「...翼さん...大丈夫?」

その真っ直ぐな瞳が
強がる心を解してくれた。

翼「...ごめん。郁人くん。」

郁人「ん。」

言葉にするより前に
郁人くんは抱きしめてくれる。

翼「みっともないね、私。」

郁人「全然。」

翼「ダサすぎるね、私。」

郁人「全然。」

翼「あー、もう...。
嫌だな。何で...涙が...」

郁人「もう、いいよ。翼さん。
甘え慣れてないのは分かるけど
ウダウダ言うの鬱陶しいから。
黙って、俺の胸で泣いてて。」

安心した。ものすごく。
< 324 / 387 >

この作品をシェア

pagetop