きみと1番目の恋

封筒の中身を見た郁人くんは
それをそっと机の上に置いた。

郁人「これは受け取れない。」

当然の答えだった。
でも、本当は少しだけ期待していた。
郁人くんはこの封筒を
すんなり受け取るような人ではないと。

申し訳なかったけれど
少しだけ、嬉しくもあった。
思った通りの人で本当に良かったと。

翼「そうだよね。ごめん。
気を悪くさせちゃったね。」

郁人「ううん。翼さんが
少しでも知ろうとしてくれた事は
嬉しかったよ。スケボーが
どんなものなのか試してくれたんだよね?」
< 88 / 387 >

この作品をシェア

pagetop