私は、大好きな幼馴染に嫌われている
「あ……、うん!」
私達は、荷物を持って、教室から出た。
────「着いたよー」
「ここは……」
私がよく紗良などの友達と来る……
「カラオケだよー!もう先に居るみたい!」
紗良はそう言いながら、慣れた手つきでカラオケに入って行く。
私も慌ててその後をついて行った。
ガチャ
部屋に入ってみると、そこには2人いた。
「女子は、佳奈と私2人だから、男子も2人でいいかなーって思って」
紗良が、私の心を見透かしたように、説明してくれる。
「おおー!佳奈ちゃんと紗良ちゃんー!2人とも可愛いねー」
明らかにチャラそうな男子────西田拓真がそう言った。
この人、確か悠斗の友達の……
「佳奈ちゃんってさ、悠斗の幼馴染ってほんと?」
「あ、うん」
一応クラスメイトなので、タメで話す。