テレビの感想文
90年代はいまと違って、コンプライアンスとかゆるかったので、嫌がらせの表現がストレートでわかりやすかった。

知ってます? 「便所味のおにぎり」って。
ある一定の年齢以上の方なら知ってると思いますが、『家なき子』で、安達祐実が演じた主人公が、わざとトイレの床に落とされたおにぎりを無理やり口に入れられる、というシーンがあったんですよ。

犯罪レベルのひどい嫌がらせ。これが、10代が見る時間帯に、テレビで放送されたんですよ。こんなの、2021年のドラマには絶対出てこない。


ちなみに、『鬼の棲家』の最終回は、あんなにみんな主人公に対して冷たかったのに、最終回になると何事もなかったかのように嫌がらせがなくなった、という記憶がうっすらとあります。

これも調べてみたんですけど、最終回のサブタイトルは
「曇りのち晴れ!鬼は星になる」
だそうで。

なんで急に、鬼が星になるの?(笑) 90年代は、それまでのストーリー展開を一切無視した最終回、っていうのがアリだったようです。
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