テレビの感想文
正義のために戦うヒーロー。でも、正義のヒーローは敵がいないと成立しません。
柊は「全国民の敵」になり、ネットで注目を集め、世間に向かって訴えようとした。残念ながら、柊が亡くなったあとも世間はそんなに変わることはなかった。

でも、人質になった3年A組の生徒たちは、ちゃんと心に何かが残り、変わることができた。そこだけは、ハッピーエンドと言えるんじゃないかな。

最終回が近づいていくにつれて、悪(敵)だと思っていた柊が、はたしてそうなのか? と思わせるようになり。
「正義」って、時代とか、自分の価値観とか、ずっと変わらないとは限らない、時にはひっくり返ってしまうもの。
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