テレビの感想文

さて、番組の最初のほうで、ちょっと気になったやりとりが。

クズ芸人の岡野さんから、お金持ちの家に生まれたから、そのせいで令和ロマンの２人にはハングリー精神がない、そのうち仕事へのやる気がなくなるぞ、と指摘が。

すると、それに対してくるまさんが、お金がもらえるようになって、「やる気がなくなっちゃって」ネタがつくれなくなってしまったと。

で、このままじゃまずいと、Ｍ－１の決勝当日、

くるま「競馬に100万円つっこんで。でも負けたんですよ。で100万失ってるじゃないですか、もう優勝しなかったら今日、マイナス100万円で帰る」

さんま「要するに、ハングリー精神をつくったんだ自分で」

くるま「それでギリギリやってるんで」

このやりとり、流れるように次の話題になっていたんだけど、なんだろう。なんかひっかかる。

芸人として売れてきて、お金がもらえるようになり、それによってやる気や熱意が失われたので、どうにかしようとして競馬で100万円使った。
なんか、変なこと言ってない？

いつだったかYouTubeで見たんだけど、
ホストの男性がカメラに向かって、ホストに大金を使ってお金がなくて大変だから、毎日頑張って仕事に行っている女の子について、

「（女の子たち）すごいですよねー」
と、自分にお金を出すため頑張ってくれている女性について（あまり感謝してなさそうな感じで）話していたホストの男性を、
なぜか、ふと思いだした。

自分のお金をマイナスにすることによって、働いて稼がなければならない状態をつくり、自分のやる気を強制的に出させる。

あれ？　くるまさんがＭ－１当日に100万競馬で使ったことと、ホストに貢ぐために身を削って働く女性、なんか似てるような。いや、似てないか？