テレビの感想文
劇団をつくろうとしている男性は、脚本を書き上げ、まわりにいる人たちに声をかけて脚本の読み合わせをし、感想をもらったりして、少しずつ夢に向かって前に進んでいる様子だった。

本人いわく、収入を演劇に「全振り」してきたと。協力してくれる人たちがいて、なんとなく、これからうまくいきそうに見えた。

ただ、芸人の男性は、はっきり言って、かなりしんどそうな状況だった。
この方のネタを見たのだけど、ネタに出てくる擬音が気持ち悪い。生理的な嫌悪感があった。おもしろいとかおもしろくないとかそういうことではなく、そこが印象に残った。

しかも、吉本の会社の人にネタを見てもらったら、
「自分がマネージャーだったら、出しどころがわからない」
「時代を読めていなさすぎかもしれない」
など、ダメ出しが。

ああ、やっぱりこのネタ、おもしろくないのか、と社員の男性の言葉を聞いて、少しほっとする。

会社の人からネタを批判され、その帰り道、夜の渋谷を歩きながら、ネタを変えようにも、変えられないと言う男性。番組スタッフに、これからも続けていけるかと問われると、「わからない」と。
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