テレビの感想文
テレビで見た、(良くも悪くも)記憶に残った人たち


テレビは、ときどき芸能人ではない人も、芸能人であるかのように何度も何度もとりあげ、とりあげられた人は世間の人々の記憶に残る。本人がそれを望んでいるかは関係なく。嫌な言い方になるけど、一時的に消費されるような扱いになる。

個人的に心に引っかかった人たち。

まず、ホストにハマる女性。

ドラマでは『新宿野戦病院』にホストに貢ぐ女性が出てきたし、つい最近も、街頭インタビューに答えた女性で、自分の稼いだお金をぜんぶホストにあげているのに、遊び過ぎたので「別に楽しくない」と言った人がいた。

最近は「ホス狂い」も目新しさがなくなったのか、テレビでとりあげられること自体なくなっている。

でも、これって社会問題でもある。20代の女性が、性風俗や、法外な方法でお金を稼ぐことにもつながっていることとか。

ただ、ホストで遊ぶのは個人の趣味。「その人がやめたらいい」と他人事としてとらえられるのか、一時期、ニュース番組でとりあげられて問題視されていた割には、「売掛金を廃止しよう」という話が出ているだけで、いまだに法律がないままだったりするんですよね。

さらには、ホストクラブではなく、コンカフェ(コンセプトカフェ)のような、客の女性が従業員の男性にお金を支払う(みつぐ)
システムは、形を変えて存在し続けている。ホストクラブほど大金を支払うものではないけど、その分、敷居が低くなったともいえる。

たくさんの人が当てはまらない社会問題は、いつの間にかテレビがとりあげなくなるのは、よくある。
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