テレビの感想文
するとリサは、ワンナイトしてついドキドキしてしまう堂島か、ワンナイトルール5つ全クリアした前田、どっちつかずになっている綾に言う。

彼女の信条はひとつ。恋愛より、仕事。

「私は、男なんていらない。こんな不確かなものに振り回されるなんて、時間のムダでしかない」

「だってあなたも知ってるはずでしょ? 仕事を成し遂げたときのあの達成感…。承認欲求が得られたときのあの瞬間…。

どんな恋愛よりもセックスよりも、よっぽどエクスタシーを感じられるわ」

急にソファに横になり、スイッチ切れて眠ってるリサ。寝るまでが、早い。酔ったら最後、眠くなるタイプね。



リサを見ていると、ジェーン・スーさんのご著書に書かれていた、女性が「男になって」働いていた、という話を思いだした。

「24時間戦えますか」の、あの時代。
女性は、仕事で男性と対等になるには、女性的なところ抑え、自分らしさを消し、
「男のようになる」しかなかった。そんな社会だったし、だからこそ、男女雇用機会均等法ができたんだよ。

けど、あの某栄養ドリンクのCMソング「24時間戦えますか」は、現実的には当然、無理だ。
2025年、令和の時代は「自分らしく」「多様性」と、個人で選べることが大事だ、と人々は気づき始めた。

それでも、まだまだ女性は男性と対等にはなれていない。ガラスの天井、とか、非正規雇用は女性の方が多い、とかね。

< 3,371 / 3,703 >

この作品をシェア

pagetop