テレビの感想文
で、これで番組は終わり、……のはずが。

あの、薄暗い会議室から出ていく人たちのシルエットが。そこへ、入れ違いに入ってきたゆいぴ。

預かっていたスマホを返されたゆいぴ。

すると、自分のスマホを見ていたゆいぴが
「ん? あれ? えっ、なにこれ。なんかフォロワーがめっちゃ減ってるんだけど、なんかしたの?」

「いいえ」
とAI音声。

「そのフォロワーが、あなたが、1か月で獲得した、フォロワー数です」

ゆいぴのスマホ画面には、52フォロワーと表示されていた。

混乱してるゆいぴに、

「嬉しかったですか? たくさんのフォロワーを、獲得できた気になって、嬉しかったですか?」

「承認欲求は、満たされましたか?」

えっ……、つまり、あのフォロワー数の数字は、偽物。

「えっ待って待って待って。じゃなに? ぜんぶ嘘だったってこと? ねえ、ちょっと、誰か、見てるんでしょ?」

困惑しているゆいぴを、遠くから撮っている。

さらに、AI音声、追い打ちをかける。

「なにを、慌てているんです。いいじゃないですか。もしいっときでも、満たされた気がしたら、その気持ちは本当なんですから。そっちのほうが、フォロワー数なんかより、ずっと価値がありますよ?」

「そうだ、ゲーム中、誰かがいいことを言ってましたね」

「フォロワーなんて、ただの数字だって」
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