テレビの感想文
そう、ただの数字。

けどゆいぴにとっては、フォロワー数は、自分とつながっている人の数でもあるわけで。

「もっといたもん。ゆいぴ無理。つながってないと無理なのに」
ぼう然とした表情のゆいぴ、スマホ画面をスワイプして、

「みんなどこ? ゆいぴのみんなは? どこ? どこ?」
と悲痛な声になっていく。

ここで、スタジオに切り替わった。

「ん? え、なんですかこれ」と、困惑した表情の吉村さん。「え、コレリアリティーショーですよね。は?」と、隣にいるアシスタントの女性に問いかける。

すると、アシスタントの女性は
「今回の、ラブミーフォローミーでは、際限なき承認欲求に突き動かされる、5人のチャレンジャーの戦いと、その顛末(てんまつ)を見ることができました。これは、現実にも起こりうることです。5人のドラマを通して、何か、ごらんになっていた皆様が、メッセージを受け取ってくださっていたら、幸いです」

淡々と、台本を読むかのように言って。

「はいっ! OKでーす」と、ここで番組の収録が終わった。

「はい、では、アシスタント役の」と、番組スタッフの男性の声が。ん? 「アシスタント役」?
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