テレビの感想文
番組の後半で、増井さんは『ぽかぽか』のスタジオの外で、「I♡信子」という手作りの看板を手に、映り込もうとしていた。その日の『ぽかぽか』の出演者に、ぱーてぃーちゃんの信子さんがいた。ただ、この方は、信子さんのファンというわけではなさそうだった。

ガラス越しに、向こう側にいる信子さんが、外から見ている観覧の人たちと写真を撮っていて、その人たちの中に増井さんはいた。信子さんファンになることで、映り込もうとしたのだろう。カメラに映るために。

ちなみに、手作りの看板は薄い黄色の発泡スチロールのような板に、黒いマジックで書いて、♡は赤で。映り込みを狙う場所に早めに来て、現場でつくっていた。ベースの色が黄色なのは、黒が目立つ色だから、なのだろうか。とにかく、映るためには努力を惜しまない人だ。

番組を見ていたら、いつだったか、数年前、台風で新宿駅から中継をしていたとき、ずっとカメラに映ろうとする男性がいたのを思いだした。カメラが横に移動して、その人を映さないようにしても、男性も移動してカメラに映ろうとする。

何かあって中継があったとき、マイクを持ったリポーターの後ろで、カメラに向かって映ろうとする人たち。

あれを、好きが高じてライフワークにした人なんだな、と思った。


視聴した番組
『ザ・ノンフィクション あしたもテレビの片隅で~映り込みに捧げる奇妙な人生~』
2025年5月3日
< 4,009 / 4,012 >

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