エスポワール~私と御曹司~
ひーくんの優しさに甘えて
家に帰った私はカバン中から
携帯を取り出そうと探ってみたが
どうやら、ひーくんの
お店に忘れてきたみたいだ。
良かった。ひーくんのお店が
近くて助かった。
家からお店まで歩いて行くと
お店の中から何やら怒鳴り声が
聞こえて来た。
響「藍原の事幸せに
出来ねぇなら付き合おうなんて
言うなよ。」
え?ひーくんが怒ってる?
望「あんたに関係ないと思うけど。」
え?何で御曹司がいるの?
響「藍原はうちの大切な従業員だ。
あんたと何かある度に
落ち込まれちゃこっちが迷惑する。」