エスポワール~私と御曹司~
次に私が目覚めた時には
見知らぬ天井が広がっていた。
あれ、ここ。どこ?
望「起きたか?」
希「うわ!!何でいるんですか?」
望「人の顔見ていきなり
それはないだろ。
誰がここまで運んできて
やったと思ってんだよ。」
希「...ありがとうございます。」
望「とりあえず、これ飲んで。
軽い貧血だから。ビタミン剤。
点滴するほどではなさそうだから
少し横になってれば治ると思う。
休むなら有休扱いにするけど
どうする?」
希「えっと...平気です。」
望「午前休にしてあるから
昼まではここで休んでていい。」
希「でも、仕事が...」
望「何も出来ない下っ端が
何言ってんだよ。いいから、休め!」