ワケあり同士による華麗なる政略結婚


彼の事を信じているし、浮気を疑ったりする訳ではないがそれでもヤキモキしてしまう妻の気持ちなんて彼は全く分かっていない。











話は平行線のまま2人とも玄関先で黙り混んでいると、玄関の方に向かってパタパタと足音が近づいてくる。

その足音の方に視線を向けると、早朝にも関わらず目が覚めたであろう愛しい天使の姿。










私達の姿を見つけると、不安げだった表情が一変し嬉しそうにこちらへと向かってくる。



「ぱぱっ、ままっ、、!!」











そう言って玄関までやってきた息子を彼が優しく抱き上げる。







『達也、もう目が覚めたのか?まだ起きるには早い時間だろう?もう少し眠ってママをゆっくりさせてやれ。』



そう言って頭を優しく撫でる彼の姿を見て、私達への深い愛情を感じて胸が温かくなる。

意地を張っていた自分が馬鹿馬鹿しく思えて素直な気持ちを彼に伝える。













「ごめんなさい、、パーティーの件はただ単に私の我儘です。誠也さんを1人で綺麗な女性が沢山いるパーティーに出席させたくない、、ただそれだけなんです。」



俯きながら小さく呟くと、息子を抱えたまま彼に優しく抱き寄せられた。



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