"恋"と"親友"との曖昧な距離
ガチャ
「ただいまー」
シーン
いるわけないの分かってるけど一応…ね。
カバン置いたらコンビニ行かなくちゃ。
自分の夜ご飯買わなきゃだしね。
栄養は絶対取れてない。うん
ピーンポーン
誰だろう?こんな時間に珍しい。
「はーい」
ガチャ
『よっ』
え、條内くん!?
「ど、どうしたの?」
『夜ご飯食べた?』
「これから買いに行くけど。」
『買いに行く?コンビニ?』
「うん」
なに、驚いた顔しちゃって。
『お母さんは?』
「しごと。」
『ご飯作ってくれてないの?』
痛いとこついてくるなぁ…
「うん。いいの、毎回だから。」
『毎回…』
「用ないなら帰って。話しなら学校とかでできるでしょ。」
お願いだから…今はかえって。
『やだ』
「え?」
『スーパー行くぞ』
「は?」
今から?
『コンビニ弁当毎回とか栄養取れてねーじゃん。倒れるぞ』
いいんだよ、倒れても。
「いいの。倒れたら倒れたで…」
『良くねーだろ!?』
「っ」
『家でも1人かよ…』
そうよ、悪い?仕方ないじゃない
『七瀬…いや結々』
ドキッ
『結々には俺がいる。もうこれからはひとりにしないから』
っ…
やだ、涙が…
ずっと欲しかった言葉
寂しかった、ほんとうはずっと。
普通の人は家族は円満だろう
でも私の家は違う。
壊れてる。
しかも学校でも孤立。
辛かった。寂しかった。
どうして條内くんは
そんな優しいの?
『結々?…泣いてるのか?』
「っ…グスッ」
恥ずかしい。涙見られちゃった…
と思った矢先目の前が暗くなった。
條内くんに抱きしめられているのだ。
「條内く…」
『凛斗』
「っえ?」
『凛斗って読んでよ結々。』
ドキドキドキ
「凛…斗くん」
『おう』
君の名前を呼ぶだけで
鼓動が早くなる。
どうしてなんだろう
これに名前をつけるとしたら
なんだろう。
『泣け。思いっきり』
「っ」
『俺が受け止めてやるよ』
「凛斗くん…」
『親友だから…な。』
ズキッ
「ありがとう…」
なんで胸痛むのよ…
「ただいまー」
シーン
いるわけないの分かってるけど一応…ね。
カバン置いたらコンビニ行かなくちゃ。
自分の夜ご飯買わなきゃだしね。
栄養は絶対取れてない。うん
ピーンポーン
誰だろう?こんな時間に珍しい。
「はーい」
ガチャ
『よっ』
え、條内くん!?
「ど、どうしたの?」
『夜ご飯食べた?』
「これから買いに行くけど。」
『買いに行く?コンビニ?』
「うん」
なに、驚いた顔しちゃって。
『お母さんは?』
「しごと。」
『ご飯作ってくれてないの?』
痛いとこついてくるなぁ…
「うん。いいの、毎回だから。」
『毎回…』
「用ないなら帰って。話しなら学校とかでできるでしょ。」
お願いだから…今はかえって。
『やだ』
「え?」
『スーパー行くぞ』
「は?」
今から?
『コンビニ弁当毎回とか栄養取れてねーじゃん。倒れるぞ』
いいんだよ、倒れても。
「いいの。倒れたら倒れたで…」
『良くねーだろ!?』
「っ」
『家でも1人かよ…』
そうよ、悪い?仕方ないじゃない
『七瀬…いや結々』
ドキッ
『結々には俺がいる。もうこれからはひとりにしないから』
っ…
やだ、涙が…
ずっと欲しかった言葉
寂しかった、ほんとうはずっと。
普通の人は家族は円満だろう
でも私の家は違う。
壊れてる。
しかも学校でも孤立。
辛かった。寂しかった。
どうして條内くんは
そんな優しいの?
『結々?…泣いてるのか?』
「っ…グスッ」
恥ずかしい。涙見られちゃった…
と思った矢先目の前が暗くなった。
條内くんに抱きしめられているのだ。
「條内く…」
『凛斗』
「っえ?」
『凛斗って読んでよ結々。』
ドキドキドキ
「凛…斗くん」
『おう』
君の名前を呼ぶだけで
鼓動が早くなる。
どうしてなんだろう
これに名前をつけるとしたら
なんだろう。
『泣け。思いっきり』
「っ」
『俺が受け止めてやるよ』
「凛斗くん…」
『親友だから…な。』
ズキッ
「ありがとう…」
なんで胸痛むのよ…