"恋"と"親友"との曖昧な距離
『さて、作るか!』
「おー」
さっきの言葉が耳から消えない…
"あら若くて可愛い夫婦だこと"
夫婦…か。もし、もしも
凛斗くんが旦那さんなら…
幸せだろうなぁ…
『…ゆ。結々!』
「うわぁぁぁぁ」
『ど、どうした!?』
急に凛斗くんの顔がどアップだったから…
てか今わたし何考えて…
「な、なんでもない!」
『ふーん、もう出来るから座って待ってて』
「え?いつの間に!?」
『結々がぼっとしてる間作ってました。』
「うー…ごめんなさいぃ」
悪いことしちゃったな。
『気にすんなよ。ほら、座ってろって。』
「うん、ありがとう。」
やっぱ優しい、凛斗くん。
『はい、どうぞ』
「あ、ありがとう」
美味しそー!
「頂きます!」
ハムッ…モグモグモグ
お、美味しい!!!
『どう?』
「美味しい!」
『ふっ…良かった良かった。』
「凛斗くん…」
『ん?』
「あの、さっきは…」
『気にすんなって言ったろ。』
「でも…」
『じゃあ、俺の言うことひとつ聞くってのは?』
「うん、わかったっ」
『…彼女になって。』
「…」
え?
『学校だけのカレカノに、さ』
えっと、それは
「偽カレカノ?」
『そーそ。学校のみ。だって結々と俺は正式には親友だろ!』
ズキッ
「わ、わかった。偽カレカノやります」
『よし。その前に』
「?」
『偽カレカノって言ってもキスとか恋人らしいことするよ?』
「え!?」
『うーそ、冗談だっ…て』
「ううう…」
『ふっ…顔真っ赤じゃん』
「うるさい!」
また私を馬鹿にした!やっぱ凛斗くんはSだ!うん、決定!
『ははっ…落ち着くわぁ』
「え?」
『なんか結々といると落ち着くんだ。』
ドキッ
やめて。
ドキドキしないで。
"親友"なの。それ以上でもそれ以下でもないの。
だからこれは、、
"恋"じゃないよね?
ドキドキドキ
収まってよ。
お願いだから、
恋じゃないって証明して。
ドキドキドキ
無理みたい。やっぱわたし
凛斗くんに恋しちゃった。
「おー」
さっきの言葉が耳から消えない…
"あら若くて可愛い夫婦だこと"
夫婦…か。もし、もしも
凛斗くんが旦那さんなら…
幸せだろうなぁ…
『…ゆ。結々!』
「うわぁぁぁぁ」
『ど、どうした!?』
急に凛斗くんの顔がどアップだったから…
てか今わたし何考えて…
「な、なんでもない!」
『ふーん、もう出来るから座って待ってて』
「え?いつの間に!?」
『結々がぼっとしてる間作ってました。』
「うー…ごめんなさいぃ」
悪いことしちゃったな。
『気にすんなよ。ほら、座ってろって。』
「うん、ありがとう。」
やっぱ優しい、凛斗くん。
『はい、どうぞ』
「あ、ありがとう」
美味しそー!
「頂きます!」
ハムッ…モグモグモグ
お、美味しい!!!
『どう?』
「美味しい!」
『ふっ…良かった良かった。』
「凛斗くん…」
『ん?』
「あの、さっきは…」
『気にすんなって言ったろ。』
「でも…」
『じゃあ、俺の言うことひとつ聞くってのは?』
「うん、わかったっ」
『…彼女になって。』
「…」
え?
『学校だけのカレカノに、さ』
えっと、それは
「偽カレカノ?」
『そーそ。学校のみ。だって結々と俺は正式には親友だろ!』
ズキッ
「わ、わかった。偽カレカノやります」
『よし。その前に』
「?」
『偽カレカノって言ってもキスとか恋人らしいことするよ?』
「え!?」
『うーそ、冗談だっ…て』
「ううう…」
『ふっ…顔真っ赤じゃん』
「うるさい!」
また私を馬鹿にした!やっぱ凛斗くんはSだ!うん、決定!
『ははっ…落ち着くわぁ』
「え?」
『なんか結々といると落ち着くんだ。』
ドキッ
やめて。
ドキドキしないで。
"親友"なの。それ以上でもそれ以下でもないの。
だからこれは、、
"恋"じゃないよね?
ドキドキドキ
収まってよ。
お願いだから、
恋じゃないって証明して。
ドキドキドキ
無理みたい。やっぱわたし
凛斗くんに恋しちゃった。