Ignition
察したように、神長がメモとボールペンを渡す。手馴れたもので、二枚、三枚と仕上がっていく。感心したようにそれを眺めていた坂巻は、はたと重要なことを思い出した。
「予算……かなりオーバーするよね。多少なら僕が足してもいいと思ってたんだけど、そういうレベルじゃないような」
「普通に見積もったら桁が変わりますね」
淡々と神長が答える。
「友達割引!」
優月がボールペンを持っている手を上に付き上げた。かなり酔っている。
「そうはいかないし……どこ削ろう。いっそのこと、スケジュール管理に絞った方がいいのかな? それなら間違いなく新井さんは喜ぶし、新井さんの予定がわかると総務部は助かるし」
頭を悩ませていると、
「金額は心配しなくて大丈夫です。そこは考えてますので」神長がくすっと笑った。
「予算……かなりオーバーするよね。多少なら僕が足してもいいと思ってたんだけど、そういうレベルじゃないような」
「普通に見積もったら桁が変わりますね」
淡々と神長が答える。
「友達割引!」
優月がボールペンを持っている手を上に付き上げた。かなり酔っている。
「そうはいかないし……どこ削ろう。いっそのこと、スケジュール管理に絞った方がいいのかな? それなら間違いなく新井さんは喜ぶし、新井さんの予定がわかると総務部は助かるし」
頭を悩ませていると、
「金額は心配しなくて大丈夫です。そこは考えてますので」神長がくすっと笑った。