夢恋愛
「そっかぁ・・・あはは」
クラブあるある!
安定のチャラさ!笑
─グラッ
あ、やば・・・
本格的に足の力抜けてきた・・・
ふらりとよたつく私を
イケメンくんの硬い腕が支える
「・・・ごめん」
『ほっせー(笑)背あんのにちゃんと食べてる?笑』
「大きなお世話っす(笑)」
背があるからこそ細くないと
余計デカく見えちゃうじゃん
『なんか飲もうよー』
「ちょっと・・・!くすぐったい!」
彼の吐息が耳に当たりゾクッとする
自分の手で耳を塞ぎながら
彼を睨みつけるも
『あはははは』と無邪気な笑顔で返され
強ばった顔の筋肉が緩んでいくのを感じた