君と見つける、恋の思い出
そして二人は楽しそうに話しながら、花火を消費していく。
「蓮くん」
そんな二人を写真に収めていたら、結斗さんに呼ばれ、俺はカメラを下ろした。
「叶花ちゃん、最近どう?」
「どうって……見てわかるかと」
あんなに楽しそうにしている。
……て、今までもずっとそんな感じだったか。
「そうじゃなくて……体調のほう」
「……さあ」
「さあって」
だって、そう言うしかない。
叶花の体のことなんて、叶花にしかわからない。
見てわかるなら、俺は天才を通り越して気持ち悪い。
それに、どうなればマズイのかなんて、もっと知らない。
だから、叶花のあの態度だったりテンションだったりを見て、元気かどうかを知るしかない。
「蓮くん、叶花ちゃんとずっと一緒にいるんだよね? ちょっとした変化くらい……」
「知らないもんは知らないんで」
そんなに気になるなら、本人に……聞いたって言わないか。