君と見つける、恋の思い出
最後のアルバムは、記憶に新しい写真が多かった。
そして最後のページをめくると、また手紙があった。
今度はちゃんとした封筒のなかに二枚の便箋が入っていた。
俺はなぜかそれを読む勇気がなくて、同じく挟まっていた、二つ折りのルーズリーフを先に開いた。
『やりたいことリスト』
それは、余命を宣告された日に書いたと思われる、叶花のちょっとした目標リストだった。
『蓮くんと高校生活を送る。
蓮くんの友達を作る。
蓮くんと浴衣を着て夏祭りに行って、花火を見る。
蓮くんと文化祭を楽しむ。
蓮くんとあきざくらを見る』
全部、俺の名前が入っていた。
というか、ほとんど俺としたいことだった。
四月からの叶花の行動を思い出すと、当てはまるものばかり。
叶わなかったのは、浴衣を着て花火を見るのと、コスモスを一緒に見ることくらいか。
このリストだけで、俺はもう泣いていた。
これで手紙を読んだらどうなるか。
考えるだけで嫌になるが、読まないという選択肢はなかった。