僕に君の愛のカケラをください
恋心?
「凪沙を言い負かすなんて、やっぱり葉月ちゃんはスゲーな。言ってることも正論だし、その場に立ち合いたかったわー」

「葉月は、、、誰にでも優しいから」

蒼真は恥ずかしそうにそっぽ向いて呟いた。

「誰にでも優しかったら、凪沙にだってそんな言い方しないだろ。どっちかって言うと正義の味方?プ◯キュアみたいな」

「そうだな。キュ◯ブラックとかな」

靖晃と蒼真が顔を見合わせて笑っていると、

「ご飯ですよー。お二人さん。ほら、蒼真さん、ご飯運んでください」

と葉月が台拭きを持って割り込んできた。

「ああ」

蒼真は素直に立ちあがり、キッチンのお皿や食べ物を運ぶ手伝いをした。

「靖晃さんも、ここ片付けちゃってください」

「おー、葉月ちゃん、蒼真を尻に敷いてるね」

「手伝いたいのは蒼真さんの方だからいいんですよ」

という葉月は、短期間でよく蒼真を理解していると、靖晃は嬉しく思っていた。

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