エレディンの乙女と青龍の守護者
カミユが何やら声を上げ、騎士たちがぐるりと円形をとるように並ぶ。彼らの視線は厳しく一点を見据える。
ウェルロイドは黄金の守護者と対峙している。
「まさか実体とは。」
シュナインは妖しく微笑む。

だが彼らが対峙している時間は長くはなかった。

シュナインとウェルロイドはほぼ同時に反応した。
再び赤い光が、先ほどよりも強烈に広がったからだ。

「どこだ、、光の元は、、」
すっと飛び上がるシュナインを
させないとばかりにウェルロイドは伸び上がり、掴んだ。

「何だ、その手は。」

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