エレディンの乙女と青龍の守護者
降りてくる。長いまつ毛や涼しげな目元や高い鼻や、くっきり綺麗な口元、それに明るい金髪が降りかかるように降りてくる、、

ばくばく跳ねる心臓を抑え、ぎゅぅっと目を瞑る。
『いいんだろうか?いいんだろうか??
女神様の祝福をこんな形でお届けしていいんだろうかー?!????』
「ん、ん、ーっ、、!!」


「大変恐れながら!失礼致しますー、、!!」とがやがや入り込んできたのは、乙女には救いの集団に見えた。
出で立ちから神官たちだと見て取れた。

「エレディンの乙女をお迎えに参りましてございます!」

がくりと首を落としたのはウェルロイドで
ほっとしたのは乙女だった。
< 22 / 225 >

この作品をシェア

pagetop