エレディンの乙女と青龍の守護者

短い息をついて、

ウェルロイドは切り出した。





「乙女降臨の宣言を出そう。


儀式が終わるのを待っていては危険だ。」



ウェルロイドはゆったりと立ち上がる。


「儀式を待たず今ここでどうだろうか?」



「ここでー、、とは?」


「シュナインは何と言っていた?」

カティナの問いかけはそのままに、ウェルロイドが重ねるように問いかける。
ウェルロイドの歩幅ではあっという間にカティナの傍だった。

「シュナ、、あ、、黄金の鷹の、、」



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