あなたが居なくなった日。
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そうやって迎えた二学期最終日。
授業はなく大掃除のみ。
午前中いっぱいの今日は練習室は空いていない。
そして冬休みの間は……。
「みっさきー!」
「わっ!ちょっ!」
「今日は行かないんでしょ?」
ぼうっと昨日のことを思い出していた私に友は元気よくタックルを決めてきた。
それはじゃれ合いと言うには少し強烈で、何か恨みでもあってそれをぶつけられてるのかなって一瞬本気で思った。