あなたが居なくなった日。

「これだけじゃずるいね」

その制止を破って、新田くんは言葉を紡ぐ。

「昨日も言ったけど僕は三咲が好きだ。三咲と居るとパワーが溢れる。

何をしていても楽しい。びっくりした。

世界がこんなにも色々な色をしていたなんて僕は初めて知った。

三咲と出会って僕は音楽が楽しくなった。

嫌いじゃないものから好きなものになった。

キミは僕にとって世界そのものだ。

だから、僕はこれからもずっとキミと人生を歩みたい。

いまはまだ自分の為にだけど、きっとキミの世界も僕が輝かせてみせるから。

僕のお嫁さんになって下さい」
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