あなたが居なくなった日。
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お昼休み残り十五分。
いつもなら教室でくっちゃべっているのに今日の私たちは冷たい風が入り込むピロティに居る。
「しっかし、さっきはビックリしたね」
友が指しているさっきとはもちろん新田くん訪問事件のことだ。
「うん。心臓が止まった」
「分かる。関係のない私ですら止まりそうになったもん。
初めて特進クラスの子とあんなに近づいたよ」
特進クラス。
特進と言うからにはこの学校で最上位の実力者たちが集まっているそのクラスは言わば別世界だ。