旦那様は溺愛至上主義~一途な御曹司に愛でられてます~
「俺らみたいな営業は、なかなか製造の人たちと関わることがないから。今回はこうして一緒に仕事ができてよかったよ」

「はい。私も、皆さんがどのようにして製品をお客様のもとに届けてくれているのかが知れて嬉しかったです。皆さん、どうやったら売れるのかすごく考えてくれていて、私ももっと頑張らなきゃなって思いました」

「えー、なにそれ。めっちゃいい子じゃん」

 ごく普通のことしか言っていないのに、妙に感激されてうろたえる。

 すると佳奈さんまでうんうん、と深く頷く。

「心は絵に表れるって言うけど、本当に香澄の作るものは綺麗なんだよね」

 お酒の席だし、酔っているからなのは分かっているのに、佳奈さんに褒められて顔が火照った。
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