秘密の隠し味
物販を購入した後公演までの時間があるので


少し周りを散歩することにした


風がそよそよしていてとても良い天気....
こんな日にあの人に会えるなんて最高だなぁ


浮かれながら散歩していると前から来た
いかにもなヤンキー集団にぶつかってしまった


「へっ....?ひっっ!ごっごめんなさい!」


「おい!!いってぇな!!!前みて歩け!!」


お....おこってる....やばい...一番嫌いなDQNのヤンキーに絡まれたらおしまいだ...


「すみません...すみません!」

「..こいつ以外と顔がいいじゃねぇか...なぁ!こいつで今日1日遊ぼうぜ!」

「えっ...や..えっと...この後大切な用事が...」

「んなこと知るか!!!!行くぞ!!」

えっまってほんとむり...力強くてほどけないし..

「やだ...!離して!!!」

「こいつ胸でけぇし楽しめそうだぜ!」

「やめてって...!」

どうしようどうしようどうしよう


怖い....


誰か!!!!

その時視界に入ったのは背の高い男の人で
強引に引っ張られていた腕をほどいてくれた


?「行くよ付いてきて」


「おら!!!!勝手に逃がしてんじゃねぇ!!ってはや!!」


素早いスピードで走ってすぐにヤンキー達は
見えなくなっていた


「あの...!ありがとうございました!!!」


その人は深く被っていたフードを脱いで、マスクを取ったらそれは...いつ見ていたあの顔だった
< 4 / 6 >

この作品をシェア

pagetop