双子の弟と幼なじみ
俺は知っている。


みーが、歩宇のことを好きなことなんて。


ずーっと見てるからわかってしまう。




俺の恋は結構前に終わっている。


みーが歩宇のことを好きだってわかって。


俺は歩宇のためにわざわざ玉砕しに、告白に行って、しっかりフラれた。
歩宇は知らないだろうけど。


「…ごめん、ね。ふーくんが好きなの」


そう言われたときには、そんな事実もう気づいていたし、なぜかはわからないけど、笑って入られた。


だからといってきっぱり諦められるかっていったらそうでもなくて。


いつまでも引きずってる。


まぁでも、これが兄貴の役目だって、そういって割り切ることにしてる。




嬉しそうに口を緩ませて、寝ている歩宇の頭をふわふわと撫でるみーを俺は口を緩めて、それを見ていた。



「俺も顔は歩宇と一緒なんだけどな」




黒い髪も、ふわふわな髪質も、二重まぶたも、わりかし低めの鼻も、男の割に低い身長も。
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