異世界ピエロに恋した私。
「ミリアがお茶会でフラメンコを披露するから見に来いっつー招待を受けた」

「フラメンコ...?
あー、あの薔薇を加えて踊るやつか〜」

そう言うと、人の肩の上というのに操り人形のように不格好なフラメンコを踊り始める。
ちょっとした刺激が肩にくるので、根っこを掴んで胸ポケットに押し込んでやった。

「酷いな〜。
それにしてもロルズ、お茶会に行くの?」

「姫様からの招待状だぞ、行かなきゃ俺の首が飾られるぜ?」

手で首を切る動作をして、死んだやつの顔をする。
次に封筒の中から手紙を取り出し、中身を読む。
15時に開始で、16時頃にお披露目ショーと書いてあった。
ミリアはきっと、このお披露目ショーとやらに出るのだろう。
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