ようこそ、恋愛指南部へ!
丁度お母さんが朝食の食パンとハムエッグを用意しているところだった。
「ねぇ、今日部活あるんだった!私の分もパン焼いてー!」
「えぇ?そう言うことは早く言いなさいよ、ほら、お母さんのパン食べなさい」
「ありがとう!」
お母さんはもう1枚焼かなくちゃ、と再びキッチンに戻る。
いっただきまーすと食パンに思い切り齧り付いた時……
インターホンが鳴る音がした。
こんな朝早くに宅配便かな?
「ほかあはーん!はたしでるね!」
宅配便くらいならパン持ったままでもいいよね。
宅配便くらいならパジャマのまま出ても……セーフだよね。
そう自分に言い聞かせ、ハンコとパンの両刀持ちで玄関へと向かった。
「はいはいはい!朝からご苦労様でー……げ」
「おい、明らかに嫌そうな顔をするな、アホ」
パジャマにパンにハンコという格好で迎えたのは宅配便ではなく、制服を着た俺様男でした。
「……お帰りください」
「は!?おい、閉め出すな、バカ!」