覚悟はいいか!【完結しました】




「解決したならみのり、そろそろ優を返せ」


不機嫌な様子の誠さんに、みのりさんは顔を顰めた
それはそれは、嫌そうに……


「あんたのそんな顔を見るようになるなんてね………
優ちゃんに夢中過ぎてちょっと、ウザいわ」

「なっ!!う、ウザいだと!」

「だよねー、俺にも毎日グダグタ煩いのなんの!」

「け、慶太!」


三人で言い合う姿が羨ましくて、何だか可笑しい
私は三人を見ながら笑っていた

三人は話を止めて見てきた


「優…………」


誠さんが近づいてきてみのりさんから奪うように抱き締めてくれた
久しぶりの温もり
私も自然に手を背中に触れた


「やっと、笑った」


抱き締められた胸の中で聞こえた呟き
確かに、長い間笑えてなかった
恐怖と誰かを苦しめている辛さに押し潰さそうだった



「誠さん………」


ぎゅーっと抱きついた
誠さんも負けじと力を入れてくれる

お互いの力で更に距離が近くなる
誠さん、大好き


「やべっ、ムラムラしてきた」


私はハッとして離れようとしたのと
パコーンと音がしそうな程に誠さんの頭を社長が叩いたのは同時だった


「あほか!ここ、病院だろ!
俺たちもいてるんだからな!
発言には気を付けろ!
ほんと、お前は"優ちゃん馬鹿"だよ」


呆れたように言う社長に誠さんは叩かれた頭を擦りながら社長を睨み付けていた








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