略奪"純"愛 『泣かすなら俺がもらう』
俺が幸せにする
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俺が幸せにする

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1週間後。

週明けの月曜。

始業5分前に出勤した俺は、

「おはよ。」

とすでに席に座っていた伊藤の肩をポンと叩いて席に着く。

「おはよ。」

ん? 元気だけが取り柄の伊藤の挨拶じゃない。

「あれ? 元気ないじゃん?」

週末に彼氏と会って、馬鹿みたいに浮かれて出勤してくると思ってたのに。

「お前、週末、会いに行かなかったの?」

「うん。」

「何で?」

「来なくていいって言われた。」

は!?
やっぱ、こいつの彼氏、あり得ねぇ。
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