Adagio
「綿貫さん、今週末空いてない?」
「あ、はい。大丈夫ですけど」
「実はね、ちょっと行ってみたいところがあるんだよね」
華美はスマートフォンをテーブルに乗せて、くるりと有紗に向ける。サイトのトップページには、よく見覚えがあった。先日坂巻を誘った、青山にある紅茶専門店だった。
「このお店ね、アフタヌーンティーがすごく良さそうなの。生ハムとカマンベールのサンドウィッチと、自家製のスコーンが美味しいみたいなんだけど、紅茶と一緒に出てくるサブレが密かに気になってて」
「わたし、佐倉さんと全く同じこと思ってました。実はこのカフェ知ってて、あ、でもまだ行ったことないんですけどずっと気になっていて。すごい偶然です」
華美が言い終えるのを待ちかねたせいか、早口になる。
「うそ、本当に? わたし実は、坂巻さんから聞いたんだよね。この話」
「あ、はい。大丈夫ですけど」
「実はね、ちょっと行ってみたいところがあるんだよね」
華美はスマートフォンをテーブルに乗せて、くるりと有紗に向ける。サイトのトップページには、よく見覚えがあった。先日坂巻を誘った、青山にある紅茶専門店だった。
「このお店ね、アフタヌーンティーがすごく良さそうなの。生ハムとカマンベールのサンドウィッチと、自家製のスコーンが美味しいみたいなんだけど、紅茶と一緒に出てくるサブレが密かに気になってて」
「わたし、佐倉さんと全く同じこと思ってました。実はこのカフェ知ってて、あ、でもまだ行ったことないんですけどずっと気になっていて。すごい偶然です」
華美が言い終えるのを待ちかねたせいか、早口になる。
「うそ、本当に? わたし実は、坂巻さんから聞いたんだよね。この話」