Adagio
半ばやけっぱちのメッセージに『はい』と、簡単な返答だけが送られてくる。それでも、神長がどんな表情でメッセージを読んだのかが想像できて、有紗の口元が緩む。『Ren』に対しての親近感が、神長をより身近に感じさせるのかもしれなかった。
心が温かくなるような幸せを感じながら、有紗はスマートフォンを返した。
「ねえ、綿貫さん。カフェに行く日の夜、ちょっと欲張りだけどまた、新宿のレストランいかない? レシピもらえるところ」
「いいですね。そういえば、新レシピ出る頃ですよ」
メニューは金曜切り替えが多いから、週末ならちょうどいい。
「じゃあ、今待ち合わせ場所とかぜんぶ決めちゃおう」
華美が鞄から手帳を取り出した。
週末、それからいつになるのかはまだ分からないが、未来に訪れる四人での食事会を想像すると、有紗の気分は高揚した。
(帰ったらRenに報告しなきゃ)
そう思うとき、有紗は心に自然と神長の姿を描いていた。
※お読みいただきありがとうございました!
次のページから、おまけの坂巻視点です。イノセンスの秘密がわかるかも?(笑)
もう少しお付き合いいただけるとうれしいです。
心が温かくなるような幸せを感じながら、有紗はスマートフォンを返した。
「ねえ、綿貫さん。カフェに行く日の夜、ちょっと欲張りだけどまた、新宿のレストランいかない? レシピもらえるところ」
「いいですね。そういえば、新レシピ出る頃ですよ」
メニューは金曜切り替えが多いから、週末ならちょうどいい。
「じゃあ、今待ち合わせ場所とかぜんぶ決めちゃおう」
華美が鞄から手帳を取り出した。
週末、それからいつになるのかはまだ分からないが、未来に訪れる四人での食事会を想像すると、有紗の気分は高揚した。
(帰ったらRenに報告しなきゃ)
そう思うとき、有紗は心に自然と神長の姿を描いていた。
※お読みいただきありがとうございました!
次のページから、おまけの坂巻視点です。イノセンスの秘密がわかるかも?(笑)
もう少しお付き合いいただけるとうれしいです。