Adagio
「綿貫ってね、絶対に得なタイプなんだよ。はっきり物申しても人を嫌な気持ちにさせないから大丈夫。……私なんて何言ってもキツいって言われるんだから困ったもんだ」
「そんなことないです」
有紗はあわてて否定した。
「そんなことあるある。仕事に関しては細かいしね、私のこと苦手な子も結構いると思うよ」
「絶対にそれはないです。たぶん、みんな上手く言えないだけで、宇美さんのこと大好きなんです。だって、宇美さんはいつもみんなのこと、ちゃんと見ててくれるから」
有紗は力をこめて言う。有紗自身、良いところも悪いところもはっきりと伝えてくれる宇美を、苦手だと思ったことなどただの一度もない。当たり前だ、それが全部相手を思っての言葉だとこちらに伝わってくるのだから。
「そうかしら?」
「はい、そうですっ。……無断で他人のお菓子をつまみ食いするのはダメですけど」
ついでに付け加えた本音の一言に、宇美は声を上げて笑った。
「そんなことないです」
有紗はあわてて否定した。
「そんなことあるある。仕事に関しては細かいしね、私のこと苦手な子も結構いると思うよ」
「絶対にそれはないです。たぶん、みんな上手く言えないだけで、宇美さんのこと大好きなんです。だって、宇美さんはいつもみんなのこと、ちゃんと見ててくれるから」
有紗は力をこめて言う。有紗自身、良いところも悪いところもはっきりと伝えてくれる宇美を、苦手だと思ったことなどただの一度もない。当たり前だ、それが全部相手を思っての言葉だとこちらに伝わってくるのだから。
「そうかしら?」
「はい、そうですっ。……無断で他人のお菓子をつまみ食いするのはダメですけど」
ついでに付け加えた本音の一言に、宇美は声を上げて笑った。