かんしゃ の きもち

「……山本。ちょっといい?」

 マキちゃんがそういうと、うなだれる山本くんを部屋から連れ出した。

「あー、マキちゃんもついに覚悟を決めたかぁー」

 呑気そうに由利ちゃんが呟いた。

 ……覚悟、か。

「マキちゃん、洋子ちゃんの結婚式のときにね、自分もダメ元でぶつかってみようかなー、って言ってたのー。でもねー、結局、ずーっと言いそびれてたんだよねー」

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