かんしゃ の きもち

「ですよねー。ほんっと男ってデリカシーないっていうかさー、単なる下の緩いバカだよね。いっそのこと、ちょん切っちゃえばいいのかなー」

 四人の兄たちに囲まれて、すっかり男嫌いになった由利ちゃんが吐き出す率直な毒に、その場の男子みんなが凍り付いた。
 もちろん、東吾さんも。

 結局、私はその後すぐに帰ることにした。

 これ以上いてもいたずらに場を混乱させるだけだったし、面倒なことにもなりそうだったし。東吾さんの方も、既にお開きになっていたようだったから。

 帰る間際、生田くんと玲子ちゃんには、形だけだったけど、おめでとうと告げた。二人とも、なんか微妙そうな顔をしていたけど、まぁ、何とかなるでしょ。というか、しなくちゃ夫婦なんてやっていけないし。

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