極上御曹司の愛妻に永久指名されました
サッと彼の手を外し、風間達の元へ行く。
「他に何か注文?」
笑顔で聞いたが、私が動揺しているのがバレバレだったようで……。
「お前、顔青い。あの客、厄介な奴なのか?」
風間は私を気遣うように言うと、横目で黒沢さんを見た。
「お姉ちゃんの元カレなの。大丈夫。危ない人とかじゃないから」
心配かけないように笑って見せたが、彼は不審顔。
数秒私を見て、突然食事に誘った。
「真野、今すぐ出られるか?せっかくだから、何か食べに行こう」
たぶん私のこと心配してくれてるんだ。
「あ……うん」
コクリと頷くと、父に告げた。
「お父さん、大学の友達とご飯食べに行ってくる」
黒沢さんが驚いた顔をして私を見ていたけど、気にしないようにした。
風間達が財布を内ポケットから取り出したが、首を左右に振って断る。
「いいの。コーヒーは私の奢り」
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