DRAGON の赤い宝石
その日から、羽奈のアパートと
マンションを行き来し3ヶ月が過ぎた。
龍祐はずっと説得を続けやっと決心してくれた羽奈と、子供をつれて大龍本社へと乗り込んだ。
下から見上げる本社は子供達にはデカい怪物のように見えたかもしれない。
しばらく
「おー、おー、しゅごい。」
「うわぁ~ヤバいれす。」
の連発。
一歩会社に入ると社員達は
道をあけ両際により、頭をさげた。
それを見たチビ達もペコペコ
ペコペコと
両端の社員に、頭を下げながら歩いている。
プフフ
俺は笑いを我慢しながら噴き出しそうなのを社員の手前我慢つつ気難しい顔になっていた。
目の前に広がる1本道を右に
龍太郎、左に龍乃祐、小さな
丸っこい手を握り
エレベーターへ進む。
チビたちに歩幅を合わせ
ゆっくりと歩く。
物珍しく、好奇心満載で
キョロキョロ、キョロキョロと顔が忙しそうだ。
「フッ、可愛すぎる。」
龍祐の呟きに双子は顔を上げて龍祐を見る。
社長室の秘書に、二人を預け
会長室へ向かう。
木目の磨かれたドアに指紋認証して開ける。
最初龍祐を迎える笑顔が羽奈を見て凍りついた。急に不機嫌になり
「何のご用ですか?」と
ぶっきわらぼうな挨拶に変わる。
「用があるのは俺だ。」
父親に向かい声をあらげる。
「親父! いい加減、
俺等の事認めろ!! 」
龍祐の父親、龍馬は呆れた顔をして、
「あなたは確か出て行くと仰った。
なぜ今頃?
和花は龍祐を待っているし
二人は結婚します。
あんな純情な娘をいっまで
待たせるんだ。」
「は?純情?? オヤジこれみろよ。」
バサバサバサとデスクの上に
和花の男がらみの写貢をぶり巻いた
「しらなかったなぁ~俺は、
ゴメンだ、
親父はこんなのが、好みなのか?成程‼」
オヤジは慌てて、そして驚いていた。
AVに負けず劣らずの艶めかしい
写真の数々だ!!
「金目当てはこっちだ!」
龍祐はDVDを父親に投げた。
「激しいから気を付けて
見たがいい。」
「‥ポカーン」
「それと和花に伝えてください。
羽奈と子供達に何かしたら、容赦無く 潰すと、俺を怒らせて生きていられるか・・・やってみろ
びみょうだな、アイツのやろうとしてる事は、すべて調べあげてあると。」
親父はあわてたように羽奈に向かって言った。
「と、兎に角 龍祐の相手は此方で探しますお引き取り下さい。」
「なに言ってんだよ。」
「龍祐、騙されるな、金目当てだ!目を覚ませ。ふさわしい令嬢はまだいる。
親の言う事を聞け!」
「はぁ~💢💢」
とびかかりそうな俺を羽奈が止める。
「全く32もなって、愛だの恋だの、いい加減にしないか?普通なら子供の
1人や2人いる年頃なんだぞ!! 」
不機嫌さを全開にして龍馬は俺達を
睨みつけた。
ドテンバタン
「コオラァ、パパを虐めるな、
いじめるなぁ」
慌てて羽奈が子供等を止める。
秘書が
「お二人ともお元気過ぎて、
騒がれまして、手に負えませんで
お連れしました。
元気よすぎます。」
オヤジは目をひんむいて、チビらを見て驚いていた。
元気全開な2人は龍祐を守ろうと
龍祐の前に、かばうように立った。
「ああっ、すみませんでした。💦」
羽奈は、申し訳なさそうな
顔をした。秘書は
「いえ‥さすがに大龍のお子ですね。
ハンパないですよ。血は争えませんね。」
「え、ええ‥でも。
ちがいますから・・」
羽奈は秘書に申し訳なさそうに頭を下げた。
羽奈は、チビ2人に‥ニッコリ微笑んで言った。
「二人ともようく聞いてね。」
「ママね・・・パパ欲しくて
間違っちゃった。」
「え?ママ・・・間違っちゃったの?
パパを・・・‼
パパはパパじゃないの?本当に?」
「うん、間違っちゃった。」
龍祐は驚いて、棒立ちのまま羽奈を見据えた
「ママ慌てん坊さんじゃない。
また、やっちゃったゴメンね。此処にいるおじさん達に、謝らなきゃね。
龍太郎も龍乃介も謝ってくれる?」
「‥う…ん、
う‥ん、」
「おじさんが怒るのは、当たり前なんだ。二人ともゴメン。
ママが、パパの分まで頑張るから
・・・ねっ」
「前のお家に帰ろう。
そこでパパをまとう。
パパが寂しくないように、
前みたいに、お菓子上げたりお煎餅あげたり・・・ねっ。ダメ?」
「ダメ?・・・」
羽奈は二人を覗き込み、また聞いた。
「うん、
うん。わかっ一た。パパをまつよ。」
「強いお兄ちゃんだね!!
ありがとう龍太郎。!! 」
「うんわかたよ」
「うん龍乃祐もありがとう。」
龍太郎と龍乃祐はトコトコ歩み寄って
「悪い事したら、謝んなきゃ
いけないんだょお。」
龍太郎は龍乃祐と顔を見合わせて
合図するようにコクコク首を上下に
振った。
「うん、謝ろう。」
2人は口いっぱい広げて
「おじちゃん、おじちゃんは、パパのパパ?
ママがパパ間違えて
ぇぇえーんうわああぁん💦
😭😭💦 しゅみましえんでした。」
「帰ったらママ叱っておくのでゆるゆして、くらしゃい。」
一度声をあげた2人は肩を揺らし
ヒックヒックと涙を飲みながら
むらやり泣き止んだ!
「泣いたら天国のパパが
寂しくなるんだよね!
我慢しないと、ね。
龍乃祐‼」
「う、うん。」
龍太郎は龍乃祐の涙を
自分の服の袖で拭きながら
口をしっかり噛み締めていた。
「パ、おじちゃんは、
かえしましゅからぁ
ごめんなしゃ~い。」
ペコペコ
ペコペコ
床屋さんにいったばかりの
タラちゃんカットの2人は
力一杯謝った。その後
しょんぼりと肩をおとして手を繋いだ。やっと手にいれた宝物を壊してしまったような、パパが欲しかったのに
違った。
諦めきれない気持ちを、我慢するような、そんなつらそうな、しかたなさそうな顔だった。
目に溜まった涙を堪え2人は今にも泣き出したいのを母親の為がまんしていた。
口を膨らませ、声を出さないように
プクプクと精一杯我慢していた。
「帰ろう龍ちゃん。」
「うん龍くん。パパがお家の写真のなかれ待ってるね。」
「ママ、パパの «グスッ» 好きなおしゃけ、買って帰ろう。«グスッ»」
そう言ってポケットから百円を
羽奈にわたした。
龍太郎に続いて龍乃祐も百円を
小さな可愛らしい手に乗せて、
「ママ買える?«グスッ»
足りる?コップに入ったおしゃけ。
パパしか飲まないから、«グスッ»足りる?」
そう龍祐にワンカップをかって
悪い事をしたときはお酒をあげて
ごめんなさい!もうしません。
と謝らせていた。
「ありがと、これはお婆ちゃんからもらったお金だね。
今日はママが パパにごめんなさい 言うから、お金はいらないよ
ポテチかっていいよ200円あればかえるよ」
「いいよ。ママにあげる!」
そう言って二百円を羽奈に渡した。
「お騒がせしました。」
龍太郎も龍乃祐も振り返り
龍祐を見てペコリと頭をさげた。
羽奈の手を握りしめ頭を傾け
腕で溢れる涙を歯を食いしばり
拭いていた。
羽奈と龍太郎と龍乃祐は
会長室を出ようとした
「待て‼
羽奈、俺も一緒だ‼」
俺は震える声で親父に言った。
「まだ‥‥」
「まだ三歳なんです。
こんな小さい子に、
しかも孫ですよ。
大龍龍馬の孫なんですよ。
孫に頭下げさせて平気なんですか?
なんて人だ。」
バタバタバタと母が飛び込んで来て
龍乃祐、龍太郎
お婆ちゃん
お婆ちゃん
「おばあちゃん━━━‼」
母に2人は飛び付いた!
「お婆ちゃんは僕のお婆ちゃん?」
「ほんもの?」
「間違ってない?
僕のおばあちゃんなの?
ウエーン💦」
「え?当たり前でしょう。」
母は吃驚した。
「だってぇ、パっパパがっ
パパじゃなかったんだょお
««ウウウワーン»»
««マ、ママがぁ、ま、まちがえ
たんだょおう
««だぁかだかぁらあ、
お婆ちゃんが»»
««お婆ちゃんじゃないならどおう
しょう»»
ウウウワーン、ウウウワーン
小さな口をいっぱい開けて泣き止まない二人に、溜め息をつきながら羽奈が言った。
「コラコラ、天国のパパ、
が泣いてる よ。
二人が泣くとね、パパが、
なくんだよ。
そして、パパはね、涙の海で
龍乃祐と龍 太郎に、ごめんなさい!
ごめんなさいって
泣くの。そして、お病気するの。
天国だから、パパの看病出来ないの
よ。
パパの、お熱が下がらなくなったら,
どおするの?
神様はちょっと夢をくれたんだよ。
ママが間違っちゃったから、
おじさん達が間違ってるよって
・・・教え・・てくれたんだよ。」
父親を恋しがる二人に羽奈は、こうやって接してきたんだろうか。
「泣きやんだから、
パパ元気になる?」
「うん。なるよ。」
「パパ、寒くない?」
「うん。寒くないよ。」
回りからは、鼻をすする声がした。
「さあ、おじさんに、御礼を
いって帰り ましょう。
ほら急いで笑わないと、3,2,1」
二人はとりあえずニッコリした。
服の袖で涙をゴシゴシふくと
トコトコと俺の前に来て
「パ,おじちゃん、ありがとう。
パ・おじちゃん、あの
おじいちゃんと
仲良くしないと、だめだょお。」
俺はたまらず、2人を抱きしめて
「ママは嘘ついて、パパを泣かすんだ、意地悪なんだよ。
ママはパパをたまにイジメるんだよ。
パパは二人のパパだ!!
似てるだろう。
パパなんだから
だってロケットにのつてかえってきたんだぞ。」
2人は声を震わせながら
「パパーほんとう?
ほんとう?ママにイジメられたの?」
俺は愛しい我が子を抱きながら
ウンウン
と頷いた。
「だって!お家にパパの写真
いっぱいあったろう。
パパと、同じ顔だろう。」
2人は顔を見合わせて
キョロキョロした。
「ばあちゃんに聞いてみろ!!それにお前たち二人はお兄ちゃんだ!!ママ赤ちゃんができたんだ。」
「えっ!!えええ」
突然の龍祐の発表に、父を含めて
全員が驚きの声をあげた。
「羽奈ちゃん本当なの?」
「多分、でも御迷惑かけません!1人で育てますから。
認知もいりません。
私ひとりの子達です。
それにお兄ちゃん達もいますし。
お父様安心して下さい何も
望みません。
今日帰りますから、安心して
下さい。
弁護士さん入れて証書に
しますから信用して下さい。」
母が怒りながら
「なに言ってるの、あの人の、 孫じゃない と言いはるなら、私だけの私の愛する孫なのよ。
わ・た・し・の孫よ‼
龍太郎、龍乃祐本当に可愛いわ。
一緒に頑張るわよ羽奈ちゃん。
悪阻はまだ無いわね。
お婆ちゃんに任せなさい。」
少し不安だったのか義母の頼もしい
言葉にチビたちは
歓声をあげた。
「お婆ちゃん大好き。」
「ぼくもー。」
「龍ちゃん龍くん。ウナギ好き?」
««食べたことないよー»»
《僕もー》
「そうなの!! お婆ちゃんは、パパが
お腹にいた頃は牛肉とウナギばっかり
食べてたのよ。
じゃあ、みんなで行きましょうね。
あなた達は、私の孫なのよ。
絶対に忘れちゃだめよ。
お婆ちゃんの大事な可愛い孫よ。」
「うん。わかったー。 」
「うん。孫だよぉ、おばあちゃん。」
2人の頭を撫でて、幸せそうに笑った母を見て母は今幸せなんだと実感した。
「お婆ちゃん、だいすきー
僕もだいすきー」
あんなに活き活きした母を
見たことがないな。
右に孫、左に孫、羽奈が母の
バッグをもち、追いかける。
これが幸せなんだよ。
俺は手放さない。
握る拳に力が入る。
オヤジが俺の親父なら
俺だって、あの子達の父親だ。
子供を思う気持ちはアンタには負けない‼
オヤジは孫の存在を知らなかったのか?。
何故、母さんは,黙ってたんだろう。
楽しそうな母を父はポカーンと見送っていた。
母は変った。逞しくなった。
あんなに笑う人だったんだと
初めて知った。
そして、強くなった。
前より若々しく綺麗に
なった。
父の後ろに引いて父に従う母はもういない
母も守るものが出来たんだ。
羽奈のおかげだな!!
小さな手は母を頼り母を求めそして
幸せそうな母をみた。
女性が笑うと、平和になる。
家族第1の会社を立ち上げたい。
父親は窓際に立ち、スーツの
ポケットに手をっっこみ横断歩道を
渡る母達を見ていた。
きちんと整えられた髪が企業戦士を象徴している。
そんな父親の後ろ姿に言った。
「親父、俺もあんたと同じ親なんだ、
小さなかけがえの
ない物を守る為に
俺も強くなる。たとえ敵が‥
あんただとしても‥な !! 俺はアンタを押し倒しても家族をまもる」
父は、ゆっくりと振り返り俺を見た。
もう春も近い、この季節には
まれな春を思わせる、
麗らかな日だった。
十月十日が過ぎた頃の八月20日
の事だった。
立ち上げた会社も順調に進んだ。
しかし羽荼はまだ婚姻届にサインをしない。
羽奈の頑固者は父親以上だ。
しかし
母は何も言わず出来る事をしてあげなさいとゆう。
4歳を迎えた双子は普通の幼稚園通っている。羽奈の預金じゃそれが精一杯らしい。
羽奈に幼稚園の学費ぐらい
出させてくれ
と言っても拒んでくる。
食べさせてもらってるし
住まわせてもらっている、
だから、
それだけでも申し訳ないと言う。
住まわせてもらっているってか
皆、俺の子だ!!俺の家族だ!
羽奈は父親以上の頑固者
親には似らぬが舅に似る って
いうがよく似たものだ。
洋服もリサイクルをチャリで回って買って来る。
俺や、母親が買って来たら代金を払う。これには、母親も呆れている。
お義父様には絶対、お金目当てと言われたくないの
それに約束はまもりたいの。
家政婦の給料も、自分で相場を聞いてきて計算して、請求して来る。
羽奈は、家政婦の変わりなら
一緒に住むと言う条件を
出してきた。
住み込みの家政婦として
俺に雇われているとゆうもの
らしい。
金額も多く払うものなら、
俺の口座に返金して入金してある( ˘・з・)
あなたが、奥さんを貰う時は
速やかに出て行く
貯金していないと奥さんになる人に申し訳ないよ。
だから私達に、お金は使わないで。
脅し文句ょり怖い事を話して来る。
しかし羽奈の本気はそう、
実行するんだナメたもんじゃない。毎日ドキドキハラハラ
俺はお前と結婚してみせる。
チビたちは自転車を欲しがっている。
俺は勿論買ってあげたい。
自転車を憧れ的に見る我が子に何もして、あげられない辛さ、買ってあげたい
と言えば、身重の羽奈が自転車を買うためにチラシ配りを始めた。
俺も塩をなめつづけるように辛い
でもチビたちも我慢している。
「赤ちゃん、産まれるから、自転車の事ママに言っちゃダメだよ我慢しよう。」
「食べさせてもらってるし、パパに
無理は言えない。」
子ども達もそう言う。
だからぁ俺の子なんだよ。
買ってあげたらダメなのか?
子ども達は
「ママが、お金目当てって、
言われるのが
やだ、やだ‥」
父親なのに、なにもできない。
羽奈は、紙の上では、私は
あなたに雇われてるの。
分かって、ごめんなさい。
愛してる。
いっもこの 〆で言い合いは終わる。
俺が羽奈の、“愛してる”に弱い事を
羽奈は、知っている。
その夜の事だった。
ん~ん!ウウウツ、アッアア~ン
うめき声で目が覚める。
「どーした羽奈。」
「来た、陣痛!一痛い」
母さん母さん
母親が跳び起きた。
「初産じゃないからしかも、
双子の後だから早めに病院行きましょうね。」
「何分、間隔?」
「10分、ウウウツ」
龍祐にだかれ背中をなでてもらう。
「タクシー来たから、先に行きなさい」
「お義母様、チビ達を、御願いします!」
「任せなさい!」
義母の言葉に安心する。
「ウウウツ、アッアウウウツ、」
唸りながら病院へ行く。
「羽奈。相場の家に知らせよう。な!! 」
羽奈は、首を振る
「結婚してないからだめよ。
両親に心配か
け
たくない━━━━━━━━痛ーい‼」
「俺は、罵られても打たれてもいい、だから知らせるぞ! 」
羽奈は、生汗を垂らしながら
「う生まれてか、«あああっ、いたーい。»
うまれてからでいい!!
«ぎゃーっいた一い»
«いた一い、いた一い»
お茶のませたり。
アイス食べさせたり
しかし、痛みは繰り返し繰り返しやって来る
本当にクタクタになる。
しかし羽奈は、もっと辛いんだ。
双子の時は・・・どうしてたんだ・・・
羽奈、偉いな頑張ったな。
自然と申し訳無さで涙が出る。
「羽奈がんばれ。」
ウウウッ
「は、はなぁ﹏ウウウッウウウッ」
涙が溢れてくる。
「うう、頑張ってるんだよー💢
コレ以上何を、頑張るのよー」
「だ、だな! じゃあ ̄^ ̄グスッ
退院したら蟹だ、
な な。」
「ウウウツか、蟹、蟹、カ~~ニ。」
陣痛の割には、ぽーんと生まれた。
生暖かい生まれたての子ども、
双子は私が一番に抱いたから
龍祐が抱いて、
そう言われたけど
怖い。落としそうで、奮える手で
抱いたら、子どもはあくびをした。
可愛い!俺の娘、可愛い。
一度家に帰る。羽奈もぐっすり眠っていた。
マンションに帰ると母が羽奈に弁当を作っていた。お赤飯よ。
「あ、ありがとう。羽奈も喜ぶよ、
チビたちは?」
「ベッドよ。静かに開けてね。」
中に入るとコンモリとした布団の
中から可愛い足が四本とヒゲの生えた足がみえた。
ん?山芋の様な足は?
風呂からあがると父親が珈琲を飲んでいた。
「昨日は‥ありがとう。助かったよ。」
「龍祐これを羽奈さんに
渡しておいてくれ。」
そこには大龍龍馬、相場一太郎、証人の欄が埋まっていた。
母親と父と子供達(双子)を連れ相場の家に行き、
父が頭を下げて書いてもらったそうだ。
「あ、💦ありがとう。親父!
これで羽奈と結婚出来るよ!
有り難う。」
俺はやっとやっと羽奈を手に入れた。
それから母親と父親とチビ達と病院へ行った。
父親を見て羽奈は、
愕然として、観念したように
していた。
「龍祐!! 羽奈さんと
2人にしてくれ。」
不安を残しながら新生児室へ向かう。
親父が何を言っても俺が守る。
気まずい雰囲気の中羽奈が
先に 口火をきった。
「すみません。
子ども達を連れて
出ます。
御迷惑は絶対にかけません。
あんなに言われたのに三人も産んでしまいました。
龍祐さんを子供で縛ったりしません。
認知もしてもらわなくて、
結構です。
援助は、お断りします。
龍祐をまた出張に出して下さい。
その時子ども達と家を出ます。
龍祐さんには
どうぞ、お父様の目に叶った方を
探してあげて下さい。」
龍馬は椅子に座り足を組み、
腕を組み目を瞑り考えていた。
羽奈はそんな龍馬を見て龍祐によく、似ていると思った。
また、龍太郎と龍乃祐にもそっくりだ。
「ああ、そうするよ。
安心して休みなさい。」
「今度探した娘は、龍祐が偉く気に入って ね、今日にでも婚姻届を 出すみたいだよ。
いいのかい?」
「え、‼ そだったんですか。知りませんでした。
退院したら直ぐ出て行きます。
龍祐には幸せになって欲しい。
龍祐さんの、お父様 !!
彼の事宜しく御願いします。」
「ああ、分かってるよ。
親だから、子供の幸せを願うのは
万国共通だよ。」
龍馬は羽奈の真の強さを知り完敗
こんなに可愛い孫を3人も産んでくれて有り難うとも感謝した。
「そうか、」
「はい。」
「じゃあ、可愛い孫の顔でも見て来るよ。
家に一度きなさい。退院祝いは、
妻が蟹ずくしでご馳走するそうだよ。
ご両親も一緒に。」
「はい?・・・は?」
羽奈は、鳩が豆鉄砲食らった顔を
していた。
「おじーちゃん、おなかすいた。
僕もー。」
「待て待て、赤ちゃんに合わせて
おくれ。可愛い孫娘に挨拶してからご飯だ」
義父は孫にせわしなく手を引かれて
嬉しそうに出て行った。
それから相場の家ではてんてこ舞いしていた。
急に、ジーさん、バーさんになった。
しかも、それは、突然に‼
「失礼ですが、お仕事は?」
と聞いたとき、龍太郎は彼の、
背中にぶら下がり、龍乃祐は
だっこされて腰をブンブン
打ち付けていた。
(こんな、がさつな孫の入るところに
嫁に出していいものか?)
羽奈の父親一太郎はそう考えていた。
「いゃあ、元気のいいお孫さんですね。」
一太郎は羽奈の産んだ子とも知らず
怪訝な顔をして、嫌みっぽく言った。
「ハハハ、どちらに似たんで
しょうかね。
今、ママがお産で入院して
いましてね。
申し訳ないが、早く連れて来た
くて参上しました。」
「それは、おめでとうございます。」
羽奈の母親、柚木が出てきて
「子供はやんちゃじやなくちや、お利口さ んの方が気持ちわりー
ですよ~ねぇ。」
「私達もこんな大きな孫がいるのを
つい最近知りまして
申し訳なく思っております。」
龍馬と妻の菜々子は、座布団を
脇において正座を整え、
両手をついて深く、頭を下げた
「な?な!何でしょう。辞めて下さい。」
「私は筋金入りの頑固者ですが羽奈さんほどではありません。
どうか、どうか、
娘さんを息子の嫁に
頂きたく。」
「おじいちゃん、お婆ちゃんをお嫁さんにくだしゃい。」
「えっ、おばあちゃんを、
貰うのか?」
「違う!ママを!! むしゅめしゃんを、
ぼく の違ったパパにくだしゃい。」
可笑しいのを我慢しながら、
何も答えず
一太郎は少し考えて
「家の娘はしっかり者です。
家計も任せていました。しかし‥
娘がこの子達の母親は
どうでしょう。
みた感じ、悪ガキ嫌々、元気過ぎる
といいますか?
その・・・しっけが・・・その。
なってないって言うか!」
「‥??」「???」
龍馬と菜乃子は意味不明な顔を
していた。
「何いってんの?可愛いじゃない。
ハーイお菓子どうぞ、。」
気まずい雰囲気を柚木が、
取り払うように明るく
振る舞った。
「わーい、ママの好きな、
今木屋のロール ケーキだぁ、
おじいちゃん誕生日?」
一太郎はびっくりして
「だあってえ、ママが、
おじいちゃんの誕 生日は決まって、
これなんだって。」
「早々八月15日だよね。」
龍太郎は、ジュースのはいったコップを両手で抱えて
「ママと買いにくるのー」
すると龍乃祐も
「 僕もー、八月15日だよねー
そうだよ、ママがおじいちゃんの誕生日は、おじいちゃんが大好きなケーキを食べるん
だよォ━━━‼」
二人は口いっぱい元気にパクリ、手についたクリームをペロペロ、
汚く食べていたが
本当に美味しそうに食べていた。
「この子は龍太郎
こっちが龍乃祐と言います。」
「は、はぁ龍太郎、龍乃祐ですか」
「おばあちゃん、食べないの?」
「ふふっ、龍君と龍ちゃんでおあがりなさい。」
やったー
やったー
二人はお腹いっぱいになった。
すると退屈になったのか、
また遊びだした。
洗濯ばさみでタワーをつくったり
かくれんぼしたり、お構いなしだ。
羽奈の母は
「羽奈もよく洗濯ばさみや
かくれんぼしたりして妹達を
遊ばせてました。」
「親子ですもの。羽奈ちゃんは 賢くて思いやりが、ありますもの、私は嫁は羽奈ちやんしかいないと、
思ってます。」
「あのぉ、」
一太郎が言いにくそうに言った。
「息子さんは何のお仕事を‥」
ハア‥「会社経営しております」
「失礼ですが・・・何の会社ですか?
私は役所 勤めでして、娘は、その、
あの~経営の手 伝いと言うか、
出来ないと思います。
大学も薬学部でして、」
「いえいえ、羽奈さんには家庭に いてもら って、孑供が手を離れたら、
働こうがなにしょうが好きな事をしてもらうつもりです。」
「羽奈は、この子達の母親になることを承知して、おるのですか?」
柚木がハッキリ聞いた。
龍馬も菜々子も
「??‥‥‥???」
「あのぉ、羽奈さんが双子を
産んだのは
ご存知ないのですか?」
話がずっとかみ合わないのを気に
した菜乃子が遂に口にした。
羽奈の両親は
😱え、はぁ😨
「双子を産んだ?何処でいつ?」
ママは入院って事は・・・
一瞬でシーンとなったが我に帰った、
一太郎も柚木も ‥
「ええ~え、双子、こども?」
とお互いに腕を叩き合い
興奮していた。
「はい、息子が昨日もこちら様に、連絡す ると言ったら生まれてから
でいいと、
言い張ったそうで。」
一太郎は声をあげて、
「じゃあ!お産で入院しているママと言う のは羽奈ですか?」
「はい今朝生まれたそうです。
まるまるとした女の子だそうです。息子もずっと付き添ってて
生まれたら挨拶に来るといいまして」
ガバッと二人は土下座して、
「お父様、お母様娘さんを、
大龍龍祐の嫁に
いや、うちの娘として頂きたい。」
「いたらきたいれす。」
「くらしやいママを、パパにくらしゃい。」
ペコペコ、ペコペコ
柚木は二人に
「頭を上げて下さい。
この子達が自分たちの孫とは知らず失礼しました。」
一太郎も汗を拭きながら
「よく見ると可愛いですな‼
(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…」
「はい。本当に羽奈ちゃんには感謝しかありません。」
「わかりました。3人も孫がいるのに反対はしません。
娘を宜しく御願いします。」
こちらもあちらも正座をして頭を
下げた。
「では、私達は先に病院へ参ります。
退院したら色々話し合いしましょう。」
と頭を深々と下げて帰って行った。
二人が帰った後TVを付けたら報道がながれていた
スーツを着たレポーターが
「こちら大龍家の前です。
あのイケメン男 子と騒がれた
龍祐氏が結婚していた事が半 明しました。婚姻は4年前で双子のお子さ んと本日女の子が誕生した
そうです。」
あ、龍祐氏が見えました。
「おめでとうございます。
3,御曹司トップで子どもを授かり
ましたね、一言御願いします。」
「あなた、あなた、大龍龍祐も結婚してた んだってよ。
ア~イケメン男子何だけど子どもいたんじゃ、ねえ。
人気サガルワ~。」
「へえ~相手はだれだれ?」
一郎太もTVの前に来た。
「羽奈愛してる。
世界で一番愛してる。
羽奈 に永久の愛をちかいます。
相葉の義父さん、義母さん、早く孫娘に会いに来 て下さい。
可愛いですよ。」
「やだー親バカじゃん。
でも好青年よね。」
って・・・
「ん!! 相葉羽奈? 大龍龍祐、
羽奈?
バリッせんべいがポロポロと落ちた。
さっき貰った名刺を見る。
大龍グループ
取締役、大龍龍馬
ゲツ、ゲツ思わず黄色い服を着たく
なるが
「た、立てない。」
「ん!! どーした。」
柚木は人差し指をTVにむけて
「羽奈の旦那ぁー、羽奈の旦那ぁー」
二人は残り娘2が帰るまで立てなかった。
俗に言う腰が抜けたと言う事だ。
マンションを行き来し3ヶ月が過ぎた。
龍祐はずっと説得を続けやっと決心してくれた羽奈と、子供をつれて大龍本社へと乗り込んだ。
下から見上げる本社は子供達にはデカい怪物のように見えたかもしれない。
しばらく
「おー、おー、しゅごい。」
「うわぁ~ヤバいれす。」
の連発。
一歩会社に入ると社員達は
道をあけ両際により、頭をさげた。
それを見たチビ達もペコペコ
ペコペコと
両端の社員に、頭を下げながら歩いている。
プフフ
俺は笑いを我慢しながら噴き出しそうなのを社員の手前我慢つつ気難しい顔になっていた。
目の前に広がる1本道を右に
龍太郎、左に龍乃祐、小さな
丸っこい手を握り
エレベーターへ進む。
チビたちに歩幅を合わせ
ゆっくりと歩く。
物珍しく、好奇心満載で
キョロキョロ、キョロキョロと顔が忙しそうだ。
「フッ、可愛すぎる。」
龍祐の呟きに双子は顔を上げて龍祐を見る。
社長室の秘書に、二人を預け
会長室へ向かう。
木目の磨かれたドアに指紋認証して開ける。
最初龍祐を迎える笑顔が羽奈を見て凍りついた。急に不機嫌になり
「何のご用ですか?」と
ぶっきわらぼうな挨拶に変わる。
「用があるのは俺だ。」
父親に向かい声をあらげる。
「親父! いい加減、
俺等の事認めろ!! 」
龍祐の父親、龍馬は呆れた顔をして、
「あなたは確か出て行くと仰った。
なぜ今頃?
和花は龍祐を待っているし
二人は結婚します。
あんな純情な娘をいっまで
待たせるんだ。」
「は?純情?? オヤジこれみろよ。」
バサバサバサとデスクの上に
和花の男がらみの写貢をぶり巻いた
「しらなかったなぁ~俺は、
ゴメンだ、
親父はこんなのが、好みなのか?成程‼」
オヤジは慌てて、そして驚いていた。
AVに負けず劣らずの艶めかしい
写真の数々だ!!
「金目当てはこっちだ!」
龍祐はDVDを父親に投げた。
「激しいから気を付けて
見たがいい。」
「‥ポカーン」
「それと和花に伝えてください。
羽奈と子供達に何かしたら、容赦無く 潰すと、俺を怒らせて生きていられるか・・・やってみろ
びみょうだな、アイツのやろうとしてる事は、すべて調べあげてあると。」
親父はあわてたように羽奈に向かって言った。
「と、兎に角 龍祐の相手は此方で探しますお引き取り下さい。」
「なに言ってんだよ。」
「龍祐、騙されるな、金目当てだ!目を覚ませ。ふさわしい令嬢はまだいる。
親の言う事を聞け!」
「はぁ~💢💢」
とびかかりそうな俺を羽奈が止める。
「全く32もなって、愛だの恋だの、いい加減にしないか?普通なら子供の
1人や2人いる年頃なんだぞ!! 」
不機嫌さを全開にして龍馬は俺達を
睨みつけた。
ドテンバタン
「コオラァ、パパを虐めるな、
いじめるなぁ」
慌てて羽奈が子供等を止める。
秘書が
「お二人ともお元気過ぎて、
騒がれまして、手に負えませんで
お連れしました。
元気よすぎます。」
オヤジは目をひんむいて、チビらを見て驚いていた。
元気全開な2人は龍祐を守ろうと
龍祐の前に、かばうように立った。
「ああっ、すみませんでした。💦」
羽奈は、申し訳なさそうな
顔をした。秘書は
「いえ‥さすがに大龍のお子ですね。
ハンパないですよ。血は争えませんね。」
「え、ええ‥でも。
ちがいますから・・」
羽奈は秘書に申し訳なさそうに頭を下げた。
羽奈は、チビ2人に‥ニッコリ微笑んで言った。
「二人ともようく聞いてね。」
「ママね・・・パパ欲しくて
間違っちゃった。」
「え?ママ・・・間違っちゃったの?
パパを・・・‼
パパはパパじゃないの?本当に?」
「うん、間違っちゃった。」
龍祐は驚いて、棒立ちのまま羽奈を見据えた
「ママ慌てん坊さんじゃない。
また、やっちゃったゴメンね。此処にいるおじさん達に、謝らなきゃね。
龍太郎も龍乃介も謝ってくれる?」
「‥う…ん、
う‥ん、」
「おじさんが怒るのは、当たり前なんだ。二人ともゴメン。
ママが、パパの分まで頑張るから
・・・ねっ」
「前のお家に帰ろう。
そこでパパをまとう。
パパが寂しくないように、
前みたいに、お菓子上げたりお煎餅あげたり・・・ねっ。ダメ?」
「ダメ?・・・」
羽奈は二人を覗き込み、また聞いた。
「うん、
うん。わかっ一た。パパをまつよ。」
「強いお兄ちゃんだね!!
ありがとう龍太郎。!! 」
「うんわかたよ」
「うん龍乃祐もありがとう。」
龍太郎と龍乃祐はトコトコ歩み寄って
「悪い事したら、謝んなきゃ
いけないんだょお。」
龍太郎は龍乃祐と顔を見合わせて
合図するようにコクコク首を上下に
振った。
「うん、謝ろう。」
2人は口いっぱい広げて
「おじちゃん、おじちゃんは、パパのパパ?
ママがパパ間違えて
ぇぇえーんうわああぁん💦
😭😭💦 しゅみましえんでした。」
「帰ったらママ叱っておくのでゆるゆして、くらしゃい。」
一度声をあげた2人は肩を揺らし
ヒックヒックと涙を飲みながら
むらやり泣き止んだ!
「泣いたら天国のパパが
寂しくなるんだよね!
我慢しないと、ね。
龍乃祐‼」
「う、うん。」
龍太郎は龍乃祐の涙を
自分の服の袖で拭きながら
口をしっかり噛み締めていた。
「パ、おじちゃんは、
かえしましゅからぁ
ごめんなしゃ~い。」
ペコペコ
ペコペコ
床屋さんにいったばかりの
タラちゃんカットの2人は
力一杯謝った。その後
しょんぼりと肩をおとして手を繋いだ。やっと手にいれた宝物を壊してしまったような、パパが欲しかったのに
違った。
諦めきれない気持ちを、我慢するような、そんなつらそうな、しかたなさそうな顔だった。
目に溜まった涙を堪え2人は今にも泣き出したいのを母親の為がまんしていた。
口を膨らませ、声を出さないように
プクプクと精一杯我慢していた。
「帰ろう龍ちゃん。」
「うん龍くん。パパがお家の写真のなかれ待ってるね。」
「ママ、パパの «グスッ» 好きなおしゃけ、買って帰ろう。«グスッ»」
そう言ってポケットから百円を
羽奈にわたした。
龍太郎に続いて龍乃祐も百円を
小さな可愛らしい手に乗せて、
「ママ買える?«グスッ»
足りる?コップに入ったおしゃけ。
パパしか飲まないから、«グスッ»足りる?」
そう龍祐にワンカップをかって
悪い事をしたときはお酒をあげて
ごめんなさい!もうしません。
と謝らせていた。
「ありがと、これはお婆ちゃんからもらったお金だね。
今日はママが パパにごめんなさい 言うから、お金はいらないよ
ポテチかっていいよ200円あればかえるよ」
「いいよ。ママにあげる!」
そう言って二百円を羽奈に渡した。
「お騒がせしました。」
龍太郎も龍乃祐も振り返り
龍祐を見てペコリと頭をさげた。
羽奈の手を握りしめ頭を傾け
腕で溢れる涙を歯を食いしばり
拭いていた。
羽奈と龍太郎と龍乃祐は
会長室を出ようとした
「待て‼
羽奈、俺も一緒だ‼」
俺は震える声で親父に言った。
「まだ‥‥」
「まだ三歳なんです。
こんな小さい子に、
しかも孫ですよ。
大龍龍馬の孫なんですよ。
孫に頭下げさせて平気なんですか?
なんて人だ。」
バタバタバタと母が飛び込んで来て
龍乃祐、龍太郎
お婆ちゃん
お婆ちゃん
「おばあちゃん━━━‼」
母に2人は飛び付いた!
「お婆ちゃんは僕のお婆ちゃん?」
「ほんもの?」
「間違ってない?
僕のおばあちゃんなの?
ウエーン💦」
「え?当たり前でしょう。」
母は吃驚した。
「だってぇ、パっパパがっ
パパじゃなかったんだょお
««ウウウワーン»»
««マ、ママがぁ、ま、まちがえ
たんだょおう
««だぁかだかぁらあ、
お婆ちゃんが»»
««お婆ちゃんじゃないならどおう
しょう»»
ウウウワーン、ウウウワーン
小さな口をいっぱい開けて泣き止まない二人に、溜め息をつきながら羽奈が言った。
「コラコラ、天国のパパ、
が泣いてる よ。
二人が泣くとね、パパが、
なくんだよ。
そして、パパはね、涙の海で
龍乃祐と龍 太郎に、ごめんなさい!
ごめんなさいって
泣くの。そして、お病気するの。
天国だから、パパの看病出来ないの
よ。
パパの、お熱が下がらなくなったら,
どおするの?
神様はちょっと夢をくれたんだよ。
ママが間違っちゃったから、
おじさん達が間違ってるよって
・・・教え・・てくれたんだよ。」
父親を恋しがる二人に羽奈は、こうやって接してきたんだろうか。
「泣きやんだから、
パパ元気になる?」
「うん。なるよ。」
「パパ、寒くない?」
「うん。寒くないよ。」
回りからは、鼻をすする声がした。
「さあ、おじさんに、御礼を
いって帰り ましょう。
ほら急いで笑わないと、3,2,1」
二人はとりあえずニッコリした。
服の袖で涙をゴシゴシふくと
トコトコと俺の前に来て
「パ,おじちゃん、ありがとう。
パ・おじちゃん、あの
おじいちゃんと
仲良くしないと、だめだょお。」
俺はたまらず、2人を抱きしめて
「ママは嘘ついて、パパを泣かすんだ、意地悪なんだよ。
ママはパパをたまにイジメるんだよ。
パパは二人のパパだ!!
似てるだろう。
パパなんだから
だってロケットにのつてかえってきたんだぞ。」
2人は声を震わせながら
「パパーほんとう?
ほんとう?ママにイジメられたの?」
俺は愛しい我が子を抱きながら
ウンウン
と頷いた。
「だって!お家にパパの写真
いっぱいあったろう。
パパと、同じ顔だろう。」
2人は顔を見合わせて
キョロキョロした。
「ばあちゃんに聞いてみろ!!それにお前たち二人はお兄ちゃんだ!!ママ赤ちゃんができたんだ。」
「えっ!!えええ」
突然の龍祐の発表に、父を含めて
全員が驚きの声をあげた。
「羽奈ちゃん本当なの?」
「多分、でも御迷惑かけません!1人で育てますから。
認知もいりません。
私ひとりの子達です。
それにお兄ちゃん達もいますし。
お父様安心して下さい何も
望みません。
今日帰りますから、安心して
下さい。
弁護士さん入れて証書に
しますから信用して下さい。」
母が怒りながら
「なに言ってるの、あの人の、 孫じゃない と言いはるなら、私だけの私の愛する孫なのよ。
わ・た・し・の孫よ‼
龍太郎、龍乃祐本当に可愛いわ。
一緒に頑張るわよ羽奈ちゃん。
悪阻はまだ無いわね。
お婆ちゃんに任せなさい。」
少し不安だったのか義母の頼もしい
言葉にチビたちは
歓声をあげた。
「お婆ちゃん大好き。」
「ぼくもー。」
「龍ちゃん龍くん。ウナギ好き?」
««食べたことないよー»»
《僕もー》
「そうなの!! お婆ちゃんは、パパが
お腹にいた頃は牛肉とウナギばっかり
食べてたのよ。
じゃあ、みんなで行きましょうね。
あなた達は、私の孫なのよ。
絶対に忘れちゃだめよ。
お婆ちゃんの大事な可愛い孫よ。」
「うん。わかったー。 」
「うん。孫だよぉ、おばあちゃん。」
2人の頭を撫でて、幸せそうに笑った母を見て母は今幸せなんだと実感した。
「お婆ちゃん、だいすきー
僕もだいすきー」
あんなに活き活きした母を
見たことがないな。
右に孫、左に孫、羽奈が母の
バッグをもち、追いかける。
これが幸せなんだよ。
俺は手放さない。
握る拳に力が入る。
オヤジが俺の親父なら
俺だって、あの子達の父親だ。
子供を思う気持ちはアンタには負けない‼
オヤジは孫の存在を知らなかったのか?。
何故、母さんは,黙ってたんだろう。
楽しそうな母を父はポカーンと見送っていた。
母は変った。逞しくなった。
あんなに笑う人だったんだと
初めて知った。
そして、強くなった。
前より若々しく綺麗に
なった。
父の後ろに引いて父に従う母はもういない
母も守るものが出来たんだ。
羽奈のおかげだな!!
小さな手は母を頼り母を求めそして
幸せそうな母をみた。
女性が笑うと、平和になる。
家族第1の会社を立ち上げたい。
父親は窓際に立ち、スーツの
ポケットに手をっっこみ横断歩道を
渡る母達を見ていた。
きちんと整えられた髪が企業戦士を象徴している。
そんな父親の後ろ姿に言った。
「親父、俺もあんたと同じ親なんだ、
小さなかけがえの
ない物を守る為に
俺も強くなる。たとえ敵が‥
あんただとしても‥な !! 俺はアンタを押し倒しても家族をまもる」
父は、ゆっくりと振り返り俺を見た。
もう春も近い、この季節には
まれな春を思わせる、
麗らかな日だった。
十月十日が過ぎた頃の八月20日
の事だった。
立ち上げた会社も順調に進んだ。
しかし羽荼はまだ婚姻届にサインをしない。
羽奈の頑固者は父親以上だ。
しかし
母は何も言わず出来る事をしてあげなさいとゆう。
4歳を迎えた双子は普通の幼稚園通っている。羽奈の預金じゃそれが精一杯らしい。
羽奈に幼稚園の学費ぐらい
出させてくれ
と言っても拒んでくる。
食べさせてもらってるし
住まわせてもらっている、
だから、
それだけでも申し訳ないと言う。
住まわせてもらっているってか
皆、俺の子だ!!俺の家族だ!
羽奈は父親以上の頑固者
親には似らぬが舅に似る って
いうがよく似たものだ。
洋服もリサイクルをチャリで回って買って来る。
俺や、母親が買って来たら代金を払う。これには、母親も呆れている。
お義父様には絶対、お金目当てと言われたくないの
それに約束はまもりたいの。
家政婦の給料も、自分で相場を聞いてきて計算して、請求して来る。
羽奈は、家政婦の変わりなら
一緒に住むと言う条件を
出してきた。
住み込みの家政婦として
俺に雇われているとゆうもの
らしい。
金額も多く払うものなら、
俺の口座に返金して入金してある( ˘・з・)
あなたが、奥さんを貰う時は
速やかに出て行く
貯金していないと奥さんになる人に申し訳ないよ。
だから私達に、お金は使わないで。
脅し文句ょり怖い事を話して来る。
しかし羽奈の本気はそう、
実行するんだナメたもんじゃない。毎日ドキドキハラハラ
俺はお前と結婚してみせる。
チビたちは自転車を欲しがっている。
俺は勿論買ってあげたい。
自転車を憧れ的に見る我が子に何もして、あげられない辛さ、買ってあげたい
と言えば、身重の羽奈が自転車を買うためにチラシ配りを始めた。
俺も塩をなめつづけるように辛い
でもチビたちも我慢している。
「赤ちゃん、産まれるから、自転車の事ママに言っちゃダメだよ我慢しよう。」
「食べさせてもらってるし、パパに
無理は言えない。」
子ども達もそう言う。
だからぁ俺の子なんだよ。
買ってあげたらダメなのか?
子ども達は
「ママが、お金目当てって、
言われるのが
やだ、やだ‥」
父親なのに、なにもできない。
羽奈は、紙の上では、私は
あなたに雇われてるの。
分かって、ごめんなさい。
愛してる。
いっもこの 〆で言い合いは終わる。
俺が羽奈の、“愛してる”に弱い事を
羽奈は、知っている。
その夜の事だった。
ん~ん!ウウウツ、アッアア~ン
うめき声で目が覚める。
「どーした羽奈。」
「来た、陣痛!一痛い」
母さん母さん
母親が跳び起きた。
「初産じゃないからしかも、
双子の後だから早めに病院行きましょうね。」
「何分、間隔?」
「10分、ウウウツ」
龍祐にだかれ背中をなでてもらう。
「タクシー来たから、先に行きなさい」
「お義母様、チビ達を、御願いします!」
「任せなさい!」
義母の言葉に安心する。
「ウウウツ、アッアウウウツ、」
唸りながら病院へ行く。
「羽奈。相場の家に知らせよう。な!! 」
羽奈は、首を振る
「結婚してないからだめよ。
両親に心配か
け
たくない━━━━━━━━痛ーい‼」
「俺は、罵られても打たれてもいい、だから知らせるぞ! 」
羽奈は、生汗を垂らしながら
「う生まれてか、«あああっ、いたーい。»
うまれてからでいい!!
«ぎゃーっいた一い»
«いた一い、いた一い»
お茶のませたり。
アイス食べさせたり
しかし、痛みは繰り返し繰り返しやって来る
本当にクタクタになる。
しかし羽奈は、もっと辛いんだ。
双子の時は・・・どうしてたんだ・・・
羽奈、偉いな頑張ったな。
自然と申し訳無さで涙が出る。
「羽奈がんばれ。」
ウウウッ
「は、はなぁ﹏ウウウッウウウッ」
涙が溢れてくる。
「うう、頑張ってるんだよー💢
コレ以上何を、頑張るのよー」
「だ、だな! じゃあ ̄^ ̄グスッ
退院したら蟹だ、
な な。」
「ウウウツか、蟹、蟹、カ~~ニ。」
陣痛の割には、ぽーんと生まれた。
生暖かい生まれたての子ども、
双子は私が一番に抱いたから
龍祐が抱いて、
そう言われたけど
怖い。落としそうで、奮える手で
抱いたら、子どもはあくびをした。
可愛い!俺の娘、可愛い。
一度家に帰る。羽奈もぐっすり眠っていた。
マンションに帰ると母が羽奈に弁当を作っていた。お赤飯よ。
「あ、ありがとう。羽奈も喜ぶよ、
チビたちは?」
「ベッドよ。静かに開けてね。」
中に入るとコンモリとした布団の
中から可愛い足が四本とヒゲの生えた足がみえた。
ん?山芋の様な足は?
風呂からあがると父親が珈琲を飲んでいた。
「昨日は‥ありがとう。助かったよ。」
「龍祐これを羽奈さんに
渡しておいてくれ。」
そこには大龍龍馬、相場一太郎、証人の欄が埋まっていた。
母親と父と子供達(双子)を連れ相場の家に行き、
父が頭を下げて書いてもらったそうだ。
「あ、💦ありがとう。親父!
これで羽奈と結婚出来るよ!
有り難う。」
俺はやっとやっと羽奈を手に入れた。
それから母親と父親とチビ達と病院へ行った。
父親を見て羽奈は、
愕然として、観念したように
していた。
「龍祐!! 羽奈さんと
2人にしてくれ。」
不安を残しながら新生児室へ向かう。
親父が何を言っても俺が守る。
気まずい雰囲気の中羽奈が
先に 口火をきった。
「すみません。
子ども達を連れて
出ます。
御迷惑は絶対にかけません。
あんなに言われたのに三人も産んでしまいました。
龍祐さんを子供で縛ったりしません。
認知もしてもらわなくて、
結構です。
援助は、お断りします。
龍祐をまた出張に出して下さい。
その時子ども達と家を出ます。
龍祐さんには
どうぞ、お父様の目に叶った方を
探してあげて下さい。」
龍馬は椅子に座り足を組み、
腕を組み目を瞑り考えていた。
羽奈はそんな龍馬を見て龍祐によく、似ていると思った。
また、龍太郎と龍乃祐にもそっくりだ。
「ああ、そうするよ。
安心して休みなさい。」
「今度探した娘は、龍祐が偉く気に入って ね、今日にでも婚姻届を 出すみたいだよ。
いいのかい?」
「え、‼ そだったんですか。知りませんでした。
退院したら直ぐ出て行きます。
龍祐には幸せになって欲しい。
龍祐さんの、お父様 !!
彼の事宜しく御願いします。」
「ああ、分かってるよ。
親だから、子供の幸せを願うのは
万国共通だよ。」
龍馬は羽奈の真の強さを知り完敗
こんなに可愛い孫を3人も産んでくれて有り難うとも感謝した。
「そうか、」
「はい。」
「じゃあ、可愛い孫の顔でも見て来るよ。
家に一度きなさい。退院祝いは、
妻が蟹ずくしでご馳走するそうだよ。
ご両親も一緒に。」
「はい?・・・は?」
羽奈は、鳩が豆鉄砲食らった顔を
していた。
「おじーちゃん、おなかすいた。
僕もー。」
「待て待て、赤ちゃんに合わせて
おくれ。可愛い孫娘に挨拶してからご飯だ」
義父は孫にせわしなく手を引かれて
嬉しそうに出て行った。
それから相場の家ではてんてこ舞いしていた。
急に、ジーさん、バーさんになった。
しかも、それは、突然に‼
「失礼ですが、お仕事は?」
と聞いたとき、龍太郎は彼の、
背中にぶら下がり、龍乃祐は
だっこされて腰をブンブン
打ち付けていた。
(こんな、がさつな孫の入るところに
嫁に出していいものか?)
羽奈の父親一太郎はそう考えていた。
「いゃあ、元気のいいお孫さんですね。」
一太郎は羽奈の産んだ子とも知らず
怪訝な顔をして、嫌みっぽく言った。
「ハハハ、どちらに似たんで
しょうかね。
今、ママがお産で入院して
いましてね。
申し訳ないが、早く連れて来た
くて参上しました。」
「それは、おめでとうございます。」
羽奈の母親、柚木が出てきて
「子供はやんちゃじやなくちや、お利口さ んの方が気持ちわりー
ですよ~ねぇ。」
「私達もこんな大きな孫がいるのを
つい最近知りまして
申し訳なく思っております。」
龍馬と妻の菜々子は、座布団を
脇において正座を整え、
両手をついて深く、頭を下げた
「な?な!何でしょう。辞めて下さい。」
「私は筋金入りの頑固者ですが羽奈さんほどではありません。
どうか、どうか、
娘さんを息子の嫁に
頂きたく。」
「おじいちゃん、お婆ちゃんをお嫁さんにくだしゃい。」
「えっ、おばあちゃんを、
貰うのか?」
「違う!ママを!! むしゅめしゃんを、
ぼく の違ったパパにくだしゃい。」
可笑しいのを我慢しながら、
何も答えず
一太郎は少し考えて
「家の娘はしっかり者です。
家計も任せていました。しかし‥
娘がこの子達の母親は
どうでしょう。
みた感じ、悪ガキ嫌々、元気過ぎる
といいますか?
その・・・しっけが・・・その。
なってないって言うか!」
「‥??」「???」
龍馬と菜乃子は意味不明な顔を
していた。
「何いってんの?可愛いじゃない。
ハーイお菓子どうぞ、。」
気まずい雰囲気を柚木が、
取り払うように明るく
振る舞った。
「わーい、ママの好きな、
今木屋のロール ケーキだぁ、
おじいちゃん誕生日?」
一太郎はびっくりして
「だあってえ、ママが、
おじいちゃんの誕 生日は決まって、
これなんだって。」
「早々八月15日だよね。」
龍太郎は、ジュースのはいったコップを両手で抱えて
「ママと買いにくるのー」
すると龍乃祐も
「 僕もー、八月15日だよねー
そうだよ、ママがおじいちゃんの誕生日は、おじいちゃんが大好きなケーキを食べるん
だよォ━━━‼」
二人は口いっぱい元気にパクリ、手についたクリームをペロペロ、
汚く食べていたが
本当に美味しそうに食べていた。
「この子は龍太郎
こっちが龍乃祐と言います。」
「は、はぁ龍太郎、龍乃祐ですか」
「おばあちゃん、食べないの?」
「ふふっ、龍君と龍ちゃんでおあがりなさい。」
やったー
やったー
二人はお腹いっぱいになった。
すると退屈になったのか、
また遊びだした。
洗濯ばさみでタワーをつくったり
かくれんぼしたり、お構いなしだ。
羽奈の母は
「羽奈もよく洗濯ばさみや
かくれんぼしたりして妹達を
遊ばせてました。」
「親子ですもの。羽奈ちゃんは 賢くて思いやりが、ありますもの、私は嫁は羽奈ちやんしかいないと、
思ってます。」
「あのぉ、」
一太郎が言いにくそうに言った。
「息子さんは何のお仕事を‥」
ハア‥「会社経営しております」
「失礼ですが・・・何の会社ですか?
私は役所 勤めでして、娘は、その、
あの~経営の手 伝いと言うか、
出来ないと思います。
大学も薬学部でして、」
「いえいえ、羽奈さんには家庭に いてもら って、孑供が手を離れたら、
働こうがなにしょうが好きな事をしてもらうつもりです。」
「羽奈は、この子達の母親になることを承知して、おるのですか?」
柚木がハッキリ聞いた。
龍馬も菜々子も
「??‥‥‥???」
「あのぉ、羽奈さんが双子を
産んだのは
ご存知ないのですか?」
話がずっとかみ合わないのを気に
した菜乃子が遂に口にした。
羽奈の両親は
😱え、はぁ😨
「双子を産んだ?何処でいつ?」
ママは入院って事は・・・
一瞬でシーンとなったが我に帰った、
一太郎も柚木も ‥
「ええ~え、双子、こども?」
とお互いに腕を叩き合い
興奮していた。
「はい、息子が昨日もこちら様に、連絡す ると言ったら生まれてから
でいいと、
言い張ったそうで。」
一太郎は声をあげて、
「じゃあ!お産で入院しているママと言う のは羽奈ですか?」
「はい今朝生まれたそうです。
まるまるとした女の子だそうです。息子もずっと付き添ってて
生まれたら挨拶に来るといいまして」
ガバッと二人は土下座して、
「お父様、お母様娘さんを、
大龍龍祐の嫁に
いや、うちの娘として頂きたい。」
「いたらきたいれす。」
「くらしやいママを、パパにくらしゃい。」
ペコペコ、ペコペコ
柚木は二人に
「頭を上げて下さい。
この子達が自分たちの孫とは知らず失礼しました。」
一太郎も汗を拭きながら
「よく見ると可愛いですな‼
(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…」
「はい。本当に羽奈ちゃんには感謝しかありません。」
「わかりました。3人も孫がいるのに反対はしません。
娘を宜しく御願いします。」
こちらもあちらも正座をして頭を
下げた。
「では、私達は先に病院へ参ります。
退院したら色々話し合いしましょう。」
と頭を深々と下げて帰って行った。
二人が帰った後TVを付けたら報道がながれていた
スーツを着たレポーターが
「こちら大龍家の前です。
あのイケメン男 子と騒がれた
龍祐氏が結婚していた事が半 明しました。婚姻は4年前で双子のお子さ んと本日女の子が誕生した
そうです。」
あ、龍祐氏が見えました。
「おめでとうございます。
3,御曹司トップで子どもを授かり
ましたね、一言御願いします。」
「あなた、あなた、大龍龍祐も結婚してた んだってよ。
ア~イケメン男子何だけど子どもいたんじゃ、ねえ。
人気サガルワ~。」
「へえ~相手はだれだれ?」
一郎太もTVの前に来た。
「羽奈愛してる。
世界で一番愛してる。
羽奈 に永久の愛をちかいます。
相葉の義父さん、義母さん、早く孫娘に会いに来 て下さい。
可愛いですよ。」
「やだー親バカじゃん。
でも好青年よね。」
って・・・
「ん!! 相葉羽奈? 大龍龍祐、
羽奈?
バリッせんべいがポロポロと落ちた。
さっき貰った名刺を見る。
大龍グループ
取締役、大龍龍馬
ゲツ、ゲツ思わず黄色い服を着たく
なるが
「た、立てない。」
「ん!! どーした。」
柚木は人差し指をTVにむけて
「羽奈の旦那ぁー、羽奈の旦那ぁー」
二人は残り娘2が帰るまで立てなかった。
俗に言う腰が抜けたと言う事だ。