あなたの心の片隅に。


私(この車優哉君のだったんだ)



駐車場に止まる何台かの車の持ち主を
全員把握できるほどの台数ではない。


壮一郎さんの趣味でもあるみたいだし。



優「前の乗れ」



後ろに乗るのもわざとらしいかと躊躇してると
優哉君がそう言った


…助手席か。



私「お邪魔します」



指紋1つなさそうな綺麗に磨かれた車に乗るのは緊張する


優「…じゃあ行くか」



私「はいっお願いします」



大病院おぼっちゃま京輔くん直々に送迎してもらうわけにもいかず、
優哉君が言ってくれて助かったと思ったけど



こんな密室で二人きり

そんな思いもつかの間すく病院に着いた

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