あなたの心の片隅に。


朝食の場に夏妃さんはいなかった


私(んー…なんだろう。この気まずさは。)



誰かに気を使えば誰かがずっと我慢し続けないといけないこの家。


それは果たして正解なのだろうか?


家族ってみんなで分けっこ的な感じかと思ってたけど


東條家は違うみたい。



佐「気をつけてくださいね」



優「ああ。」

私「行ってきます」


私にくれた優しい佐藤さんの微笑みに
温かい気持ちになりながら駐車場に向かった

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