あなたの心の片隅に。
ピロロロリン♪
メール?
“今学校に来てます。
話がしたいです。”
志保とのデートの時もそうだった
あの電話は、もういらない存在ですか。助けて。と
俺と付き合ってる頃から精神が弱かった。
しかも親父と結婚したら拍車をかけるように病弱になった夏妃。
まるで母親を見てるようだった。
思わず志保を置いて駆けつけた先に
カフェで肩を小さくしてホットティーを飲んでる夏妃がいた。
夏妃を面倒見るのは親父の仕事で俺の出る幕じゃないのはわかってるけど、
あのまま夏妃のことを考えて志保といるのも違うと思ったから、
夏妃にはこれからそういうことは親父にどうにかしてもらうように。要件を聞かないまま伝えた。
なのにどうして。
学校にまできて俺にどうして欲しいんだ。
夏「優くん?」
俺「こんなとこまで呼び出して…どういうつもりだ」
夏「ごめんね、
でも、こうでもしないと話せないから」
俺らは人目につかないとこに移動した。