日向はキミのもの。













んっ・・・??


ここどこ・・・??





って、私まさか!!





寝ちゃってた?!!





いやでもありえないよ。そんなに始まる前は眠くなかったし。




ん??この人誰?



スクリーンを見ると全く知らない男の人と里穂ちゃんが抱き合っていた。



てことはやっぱり寝てたのか・・・




最悪だよ・・・・・・


私の最後の記憶はハンカチを落として拾ってくれたところだけど、あれって結構序盤だったよね。

でも、こんないい感じなシーンが今流れてるってことはもうラストの方?



なら私二時間近く寝てたってことだよね・・・


それはやばいよ。






とは思いつつも、気になり映画を観始める。



『「奏太(かなた)くん。こんなドジで男の子っぽい私の事、これからも好きでい続けてくれる?」』




奏太くん??
誰だ?優希が言ってた学校一のチャラ男のこと?



そんなことよりも里穂ちゃんの演技がすごい上手い。


泣き方とか少し詰まっている声とか、色々上手で驚いた。





『「ふっ(笑) あたりまえじゃん。

ずっとサバサバ女子でいてね」


「奏太くんっ!大好き!!」』




そう言って映画は終わった。




これ優希になんて説明したらいいんだ?

せっかく誘ってくれたのに寝るなんて最低だよね。


だけど本当のことを伝えないと・・・!






しばらくして映画館内が明るくなり、優希の顔がはっきりと見えるようになった。



「優希、謝りたいことがあるの」



「・・・何?大体は予想つくけど。」



「えっ、???」



「いいから早く言ってみて??」



「あの、その・・・・・・ほぼずっと寝てしまってました!!」



「やっぱり予想的中〜!」



「へ?」



「知ってるよ。寝てたの。」



「う、うそっ?!なら、起こしてくれたらよかったじゃん!」



「起こそうと思ったけど気持ちよさそうに寝てたんだもーん!」



「そんなのいいのにぃ・・・!

それより全然映画観れなかった方が辛いんだから〜!」



「ごめんごめん。(笑)」


















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