99%片思い
着信 木村彩羽

彩羽から電話…

「もしっ…も、しっ… い、ろはぁ」
「梨久!?」

「辛いっ…辛いよぉ~…ひっく…」
「ちょっと待ってて、超特急で行くから!」

そう言って電話が切れた。

ピンポーン

「梨久!」
「いろはぁ…」
彩羽はぎゅっとあたしを抱きしめた。

あたしの部屋に入って彩羽にちゃんと話した。

「莉夢の応援するようなことして自分が辛くなったんだね」
「うん。辛い。辛いよぉ。何でこんな苦しいんだろ」
「そりゃ本気で恋してるからだよ」

そっか、そうだよね。
本気で恋してるからか…

「ねぇ伝えていいかのな?」

「うん。いいと思う。
辛いんでしょ、なら彼女いてもつたえるべきだよ。
伝えて吹っ切れる!」

「うん。頑張ってみる。」

あたしは彩羽に笑顔を見せた。

「梨久はその笑顔が一番!」
「へへっ」


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