Snow Doll ~離れていても君を~


夕食の後片づけが終わったとき、ケイは私へ向けて、ふわりと笑った。


「ユキ、私とお風呂入りましょ」

「えっ、お風呂!?」

「はぁ? お前、一応男だろ」


海里の鋭い突っ込みにもめげず、ケイはいそいそとタオルや着替えの準備を始める。


「俺も一緒に入ろうかなー」

春馬君までもがそう言い、立ち上がる。


「俺と入るに決まっているだろう。行こう、優希奈」

如月先輩は私の肩を抱き脱衣所の方へ歩き出す。


「先輩それ、ノンアルコールですよね? 何ですか、その変わりようは」


海里が言うように、先輩は校舎にいるときより随分リラックスして見える。


「私……、一人で入れるので大丈夫です!」





一番最後にシャワーを浴びたあと、髪をタオルドライしながらリビングへ向かう。

賑やかな声が聞こえ、テーブルの横でみんなで円になりカードゲームをしていた。


とりあえず、無難にケイの斜め後ろに座る。
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