perverse
私は動きがおぼつかないにも関わらず、ヨロヨロの動きでベッドから出た
「警察まで車を出してくれませんか?」
『寝ていたほうが良い。俺が行ってくるから』
「この件に関しては私と真寛さんの問題なの。宙さんと翔には親戚というしがらみがあるでしょう?」
私が二人に対して皮肉を言うもんだから、宙さんは急にフフフッって吹き出した
『さすが美波!俺が惚れただけある』
「でも兄ちゃん・」
私の強気な態度にたじろぐ翔を無視して、宙さんは私に介添えして着替えを手伝う
『翔、この事はお前は知らなかったことにしろ』
宙さんはこの事で翔を巻き添えにしたくなかったのか、その言葉を吐き合鍵を置いて翔を残してマンションを出る
私自身被害届を出す事に躊躇することも後悔する気持ちはこれっぽっちもない
やって当然だと思っている
全身痛む身体を、宙さんの肩を借りて駐車場へ
いつもより倍以上の時間がかかる
辛いし、苦しい
あまりの痛さに目からうっすら目から涙が浮かぶ
私は立ち止まる事はしなかった
こうする事で
痛みを感じながら、前に進む事で
私は絶対、幸せになると信じているのだから
自分の事しか考えていない
痛みなんか全くない、真寛さんに負けるはずがないと思った
警察に到着し被害届を出す
私の顔も時間に経つにつれて腫れが酷くなっているのか届けを受け取った受付の人も哀れんでいるように見える
車に乗り込み、宙さんが溜息をついた
『これからどうする?』
「これからって・・・?」
『気づいていると思うけど数日間は仕事に行けない。俺が休めればいいんだが手術が立て込んでいて難しい。翔に言ったら休んでくれるだろうけど、アイツがまた乗り込んでくるかもしれないから、それだけは避けたい』
宙さんの言っていることは理解できるし、私も彼に仕事を置いてまで休めなんて口が避けても言えない
「大丈夫です。何かあったらお姉ちゃんを呼んで手伝ってもらうから」
「警察まで車を出してくれませんか?」
『寝ていたほうが良い。俺が行ってくるから』
「この件に関しては私と真寛さんの問題なの。宙さんと翔には親戚というしがらみがあるでしょう?」
私が二人に対して皮肉を言うもんだから、宙さんは急にフフフッって吹き出した
『さすが美波!俺が惚れただけある』
「でも兄ちゃん・」
私の強気な態度にたじろぐ翔を無視して、宙さんは私に介添えして着替えを手伝う
『翔、この事はお前は知らなかったことにしろ』
宙さんはこの事で翔を巻き添えにしたくなかったのか、その言葉を吐き合鍵を置いて翔を残してマンションを出る
私自身被害届を出す事に躊躇することも後悔する気持ちはこれっぽっちもない
やって当然だと思っている
全身痛む身体を、宙さんの肩を借りて駐車場へ
いつもより倍以上の時間がかかる
辛いし、苦しい
あまりの痛さに目からうっすら目から涙が浮かぶ
私は立ち止まる事はしなかった
こうする事で
痛みを感じながら、前に進む事で
私は絶対、幸せになると信じているのだから
自分の事しか考えていない
痛みなんか全くない、真寛さんに負けるはずがないと思った
警察に到着し被害届を出す
私の顔も時間に経つにつれて腫れが酷くなっているのか届けを受け取った受付の人も哀れんでいるように見える
車に乗り込み、宙さんが溜息をついた
『これからどうする?』
「これからって・・・?」
『気づいていると思うけど数日間は仕事に行けない。俺が休めればいいんだが手術が立て込んでいて難しい。翔に言ったら休んでくれるだろうけど、アイツがまた乗り込んでくるかもしれないから、それだけは避けたい』
宙さんの言っていることは理解できるし、私も彼に仕事を置いてまで休めなんて口が避けても言えない
「大丈夫です。何かあったらお姉ちゃんを呼んで手伝ってもらうから」